古典文学の翻訳本を読んでいると、注釈欄にオリジナル名と英語名が比較されていることが多いよ。ホメロスの『オデュッセイア』だと、主人公はOdysseusだがラテン語経由でUlyssesとも呼ばれる。書店の神話コーナーで、タイトルに『Greek and Roman Mythology』と入っている洋書をパラパラめくれば、主要な神々の英語名が網羅的に載っている。ハデスがHades、ヘラがHeraと、意外と単純な対応関係が多いことに気付くはず。
美術館巡りが好きなら、展示品の英語解説文をチェックしてみよう。例えばニケ像の説明には『Nike, the goddess of victory』と記載がある。ルーブルや大英博物館のオンラインコレクション検索で、『Greek mythology』と入力すれば主要な神々の英語表記がわかる。ポセイドンはPoseidon、デメテルはDemeterと、美術史の分野では原語に忠実な表記が主流だ。