このシリーズの真髄は、SFとファンタジーを融合させた独特の設定にあると思う。『ゼノサーガ』が投げかけた人工知能と人間の関係性に関する問いは、今でも色褪せない。宇宙規模の
叙事詩的な物語が、個々のキャラクターの小さなドラマと見事に結びついている。
システム面でも、従来のRPGの枠を超えようとする挑戦精神が随所に見られる。宗教や哲学をモチーフにした深いテーマを、ゲームというインタラクティブな媒体で表現しようとする姿勢に心打たれる。特にエピソードIIIのクライマックスは、映像表現と音楽の相乗効果で鳥肌が立った。