昨年観た『Everything Everywhere All at Once』は、まさにハードモードな人生の縮図だった。移民家庭の苦労、世代間の価値観の衝突、経済的プレッシャー、そして宇宙規模の存在意義の探求まで、全てがぎゅっと詰まっている。
特に主人公イーディの葛藤が胸に刺さる。ドラッグストア経営と税務署対応という日常的なストレスから、突然の多元宇宙アドベンチャーへと展開するのに、どこかリアルな人生の不条理さを感じた。最後に娘との関係が修復されるシーンでは、涙なしでは観られなかった。この映画は苦労の先にある小さな希望を描くのが上手い。