ミハル関連の限定グッズで真っ先に注目されるのは、やはり“造形”や“希少性”が強く打ち出された立体物だ。具体的に言うと、イベント限定の彩色違いスケールフィギュアや、シリアルナンバー入りのレジン製ミニチュアはファンの間で高く評価されることが多い。自分も一度、会場抽選でしか手に入らない原型サンプルの彩色見本を見てしまい、どうしても欲しくなって追いかけ回した経験がある。あのときの胸の高鳴りは今でも忘れられない。
それに、原画やラフスケッチを高品質印刷した小ロットのアートプリント、声優の直筆サイン入りグッズ、限定パッケージ仕様のサウンドトラックやビニールLPといったメディア系の限定物も人気だ。特に制作初期のコンセプトアートや差分イラストをまとめた限定本は、持っているだけで“コレクションとしての重み”を感じられる。自分はどちらかというと飾るより保存志向なので、ダンボールや防湿庫で大切に保管するタイプだけれど、それでも開封して細部を確かめる瞬間が至福だ。
さらに忘れてはいけないのが、イベント・フェス限定のコラボレーションアイテム。ブランドとのコラボTシャツ、アクセサリー、腕時計などの実用品は、普段使いもできるうえ希少価値が上がりやすい。数が限られているため転売市場で価格が跳ね上がることもあるが、個人的には“思い出として手元に残す”意味で手に入れたい。最終的に、どの限定を狙うかは、そのアイテムが持つ物語性と自分との距離感で決めている。コレクションは楽しみ方が多様だから、見つけたときの高揚感を大事にしたいと思う。