フランス文学の巨匠マルセル・プルーストに関する資料を探しているなら、パリの国立図書館がデジタルアーカイブを公開しているのを覚えている。特に『失われた時を求めて』の草稿や著者インタビュー音声が収録された特別コレクションが有名だ。
2019年にリニューアルしたプルースト記念館の公式サイトにも、生前の講演記録や友人との対談テキストが掲載されている。意外なのは、イギリBBCが1962年に放送したドキュメンタリー『In Search of Lost Time』のアーカイブが、現在もオンラインで部分的に視聴可能なこと。当時の批評家との円卓会議の様子が貴重だ。
最近ではユニヴェルシテ・パリ・ナンテールが教授陣による解説付きでインタビュー集を公開しており、創作過程の裏話が特に興味深い。初期作品『楽しみと日々』の執筆背景について語った1943年のラジオ収録は、彼の文体の変遷を理解する鍵になる。