別の大きな受け皿としては、'Kyoto National Museum'のような大型の国立・公立博物館がある。平安時代の絵画、書跡、工芸品は京都の博物館に集中しがちで、一条天皇の時代を示す品やそれに付随する文書が収蔵・展示されることがある。ここでは保存状態のよい資料が学術的な解説とともに公開されるので、断片的な情報を整理するのにとても役立った。結局、直接「一条天皇の○○」とラベリングされた常設展示は珍しく、観たいなら特別展やカタログを追いかけるのが実用的だと学んだよ。
もう一か所注目しているのは、'Nara National Museum'だ。奈良は古い寺社が多く、寺院の宝物として伝来した平安期資料が数多く残っている。私は昔、平安時代の儀礼に関する展示を見て、そこに一条天皇の治世を連想させる典礼用具や文書の類例が紹介されているのを見つけた。いずれの施設でも共通するのは、所蔵品の多くが研究目的で整理され、公開は巡回展や企画展に依存しやすい点だ。だから、展示情報をチェックしながら訪れるのが現実的だと感じている。