不思議なことに、『不可思議』という言葉は仏教用語が起源だと言われています。もともと『思議すべからず』という意味で、人間の理解を超えた神秘的な事象を指す表現でした。
日本のエンタメ作品では、この言葉が持つ神秘的なニュアンスを巧みに利用しています。例えば『GHOST IN THE SHELL』では、サイバーテクノロジーと人間の意識の境界を『不可思議』と表現し、哲学的な深みを与えています。近年のライトノベルでも、異世界転移や特殊能力を説明する際にこの言葉が頻繁に登場しますね。
特に面白いのは、『不可思議』が単なる超常現象ではなく、キャラクターの内面の謎を表現するために使われるケースです。『化物語』シリーズの忍野咩咩のように、謎めいたキャラクターの台詞に散りばめられることで、作品世界の奥行きを感じさせます。