世界史を楽しく学べる動画コンテンツとして、最近特に人気を集めているのは『ざんねんないきもの事典』の世界史版とも言えるような、失敗や裏話に焦点を当てたコンテンツです。例えば、ナポレオンが実は猫アレルギーだったとか、クレオパトラがお風呂に入るのにバラの花びらを何キロも使っていたといった、教科書には載っていないようなエピソードをアニメーションで紹介するシリーズが子どもたちに大受けしています。歴史の大きな流れよりも、人間味あふれるエピソードから入ることで、親しみやすさが生まれているようです。
NHK for Schoolの『歴史にドキリ』も定番人気で、歌とダンスで歴史の重要ポイントを覚えられる構成が特徴です。たとえば卑弥呼の時代をJポップ風の楽曲に乗せて学んだり、戦国武将たちをヒップホップのリズムで紹介したりと、音楽の力を活用した教育コンテンツとしてよくできています。特に小学校中学年から高学年の子どもたちが、リズムに乗りながら自然と歴史用語を覚えられるのが良いですね。
YouTubeでは『世界史たん』といったキャラクター化した歴史解説動画がブームを呼んでいます。各国の歴史的な人物を萌えキャラとして擬人化し、簡単なストーリー仕立てで解説するスタイルで、例えばフランス革命を「マリー・アントワネットたん」の視点で描くなど、感情移入しやすいのが特徴です。ただし史実の正確性という点では、あくまで入門用として捉える必要があるかもしれません。
こういったコンテンツが人気の背景には、堅苦しいイメージのある世界史を、子どもたちが自分ごととして捉えられるような工夫が随所に散りばめられていることが挙げられます。歴史上の人物たちを等身大の人間として描くことで、単なる暗記科目ではなく、生き生きとした物語として歴史を体験できるのが最大の魅力と言えるでしょう。