4 Réponses2025-12-17 09:00:56
世迷い言って、文字通り「世の中に迷った言葉」というニュアンスで使われることが多いよね。現実逃避的な発言や、道理に合わない独り言を指すことが多く、キャラクターの精神状態や作品の不気味な雰囲気を強調する効果がある。
例えば『少女終末旅行』では、廃墟の世界を彷徨う主人公たちが「この世界に意味なんて最初からなかったんじゃないか」とつぶやくシーンがある。これは典型的な世迷い言で、絶望的な状況下での心理的揺らぎを見事に表現している。
また『攻殻機動隊』のタチコマが時折口にする哲学的独白も、人工知能ゆえの「世迷い言」として解釈できる。技術の進歩と人間の存在意義を問いかけるような、一見無関係に見えるつぶやきが、実は深いテーマとリンクしているんだ。
4 Réponses2025-12-17 10:59:23
世迷い言をテーマにした作品で真っ先に思い浮かぶのは、『砂の女』の安部公房です。砂丘に閉じ込められた男の内的独白が、現実と幻想の境界を曖昧にしていきます。
彼の言葉は最初は理知的でしたが、次第に砂に埋もれるように狂気へと傾斜していきます。この『正気を装った狂気』の表現が、読者に強い不安感を喚起するんですよね。特に最後の手記の部分は、何度読み返しても背筋が凍るような描写です。
日常から少しずつずれていく心理描写の巧みさは、他の追随を許しません。