海外では『Super Heavy Samurai』というタイトルで知られています。この英訳はかなり直訳的なアプローチで、日本語の『超重武者』のニュアンスをそのまま伝えようとしています。
特に欧米のアニメファンの間では、こうした直訳タイトルが好まれる傾向があります。『Samurai』という単語が入っていることで、日本の戦国時代をイメージさせる重厚な雰囲気が伝わりやすくなっています。オリジナルの日本語タイトルと比べると、少しシンプルな印象ですが、キャッチーで覚えやすい名前になっています。
『あの頃はフリードリヒがいた』の作者といえば、ハンス・ペーター・リヒターですね。ドイツ文学を嗜む人なら、彼の名前は戦争文学の文脈でよく目にします。
リヒターの作品はどれも歴史の重みを感じさせるものばかりで、特に『Damals war es Friedrich』と同じ時期に書かれた『Wir waren dabei』も強く印象に残っています。こちらは青少年向けに書かれたナチス時代の証言集で、当時の若者たちの心理描写が痛いほどリアル。史料的な価値もさることながら、文学としての完成度も高いです。
もう一冊おすすめしたいのが『Die Zeit der jungen Soldaten』。これは兵役年齢が引き下げられたことで戦場に送られることになった少年兵たちの物語で、戦争の不条理さをこれでもかと突きつけてくる内容。リヒターの作品はどれをとっても歴史の闇と人間性の光を同時に描き出す手腕が光ります。