日建設計の強みは、特に大規模プロジェクトにおける総合力にある。他の設計事務所と比べると、都市開発から建築デザインまで一貫したビジョンを実現できる点が際立っている。例えば、駅周辺の再開発では、単なる建築物の設計ではなく、人の流れや地域経済の活性化まで考慮したプランを提案できる。
彼らの技術力も特筆すべきで、BIM(Building Information Modeling)を早くから導入し、複雑な構造計算やコスト管理を効率化している。中小事務所では手が届かないような最新技術を駆使しつつ、デザインの美しさも両立させている。『虎ノ門ヒルズ』のようなプロジェクトを見ると、機能性と美学のバランスが計算し尽くされているのがわかる。
何より驚くのは、クライアントのニーズを先回りして形にする能力。国際コンペで勝ち抜く案件が多いのも、現地の文化や規制を深く理解した上で、独自の解釈を加えられるからだろう。