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舞台裏でよく使われる血糊には、実は面白い工夫が隠されています。例えば殺陣の時に使うスプレータイプは、勢いよく吹き出しても衣装を汚さないように設計されてるんです。低予算作品だとコーンスターチと食紅で手作りするケースも。
面白いのは時間経過を表現するための血糊で、酸化して色が変わる仕組みのものまであります。『ハムレット』の最後のシーンみたいに、徐々に血色が変化していく演出に使われたりします。
血糊の進化って本当にすごいですよ。昔はただの赤い絵の具みたいなものだったのが、今では光沢や粘性まで細かく調整できるようになりました。特に印象深いのは『デッドプール』の特殊メイクで、弾痕から流れる血の動きまで計算された専用フォーミュラが使われていたとか。
テレビの医療ドラマなんかだと、さらっとした血液表現が必要だから、ほぼ透明なベースに色素を溶かしたタイプが重宝されます。逆にホラー作品では、どろっとした触感を再現するためにグリセリンを混ぜることも。
血糊の種類って実は結構奥が深くて、用途によって全く違うんですよね。劇場用のものは粘度が高く、垂れにくいのが特徴。『スプラッター映画』なんかでよく見かけるドロッとした出血は、主にシリコンベースの特殊メイク用。
一方でテレビドラマ用は乾燥が早く、肌に優しい水性タイプが主流。舞台だと遠目からでも分かる鮮やかさが求められるから、色素の濃度が高いジェル状のものが好まれます。最近は食用色素を使った安全性の高いタイプも増えてきていますね。
血糊選びで重要なのは、いかにリアルに見せるかより、いかに安全に使えるかだと思います。特に子供が参加する舞台では、アレルギー反応を起こさない植物性の素材が必須。最近気に入ってるのは、米で作られた生分解性のタイプで、洗濯しても落ちやすいのが助かります。
面白いことに、時代劇と現代劇では求められる血の色味が違うんです。刃物の切れ味を表現するため、時代劇の血糊はより鮮やかな赤色に調整されていることが多いですね。