英語を習得する上で重要なのは、実践的な環境に身を置くことだ。教科書や単語帳だけでは生きた英語は身につかない。例えば、海外ドラマやポッドキャストを日常的に聴くことで、ネイティブの自然な表現や発音に触れることができる。
特に『フレンズ』のようなシットコムは、日常会話の宝庫だ。登場人物のやり取りからスラングやジョークのニュアンスを学べる。また、オンライン英会話で実際に話す機会を作るのも効果的。間違いを恐れず、とにかく話すことが上達の近道だ。
単語を覚える際も、単なる暗記ではなく、その単語を使った例文ごと頭に入れるようにしている。例えば『investment』なら『I made a long-term investment in stocks』といった具合だ。こうすることで、実際の会話で即座に使えるようになる。
ページをめくるごとに当時の巨万の富が具体的な数字や土地、会社の版図として迫ってくるのが' Titan: The Life of John D. Rockefeller, Sr.'だ。読み始めたときは単なる金持ちの成功譚だと思っていたが、歴史的背景やビジネスの細部描写が濃密で、富が社会や政治にどう影響を与えたかを骨太に描いている点に引き込まれた。
私自身は石油業界や慈善事業の変遷に興味があったので、ロックフェラーの利益追求と慈善活動の二面性が交錯する描写に強く惹かれた。事業拡大の戦略、当時の法的・社会的反発、そして晩年の資産の使い道に至るまで、単なる成功譚ではなく倫理や権力の問題を突きつける内容になっている。
伝記としての読みやすさにも配慮されていて、膨大な資料を整理した筆致は初学者にも手に取りやすい。もし富の本質やその負の側面も含めて世界的な資産家像を深く知りたいなら、本棚に置いてじっくり読み返したくなる一冊だと思う。