シーンによっては刀剣のぶつかり合いが観客の鼓動を加速させることもある。例えば『ラストサムライ』の最終決戦では、金属音と静寂が交互に訪れる緊張感が、キャラクターの覚悟を物理的に伝えた。白兵戦は距離が近い分、表情や息遣いまでカメラが捉えられるのが強みだ。
一方で銃撃戦は『マトリックス』のバレルシーンのように、弾道の可視化やスローモーションで暴力を芸術的に昇華できる。ただし連発シーンが長すぎると単調になりがちで、『ジョン・ウィック』シリーズのように近接戦闘と銃器を組み合わせた方がリズムが生まれる。結局のところ、
武器の種類より『どう見せるか』の演出力が勝負を決めるんだよね。