背景描写も少し違って、原書では『the scent of old books』と書かれている部分が、日本語版では『古書の香り』と訳されています。原文の持つノスタルジックな雰囲気は保たれつつ、日本語としてのリズムが考慮されているのがわかります。挿絵の配置や章の区切り方にも微妙な差異があって、どちらもそれぞれの良さがあるんですよね。
最近イギリス貴族の歴史に興味を持ち始めて、いくつかオーディオブックを聴いてみたんだけど、'The Aristocracy: A Very Short Introduction'がすごく良かった。
著者が専門知識を分かりやすく解説していて、中世から現代までの貴族階級の変遷が掴める。特に産業革命期の貴族の経済的変化についての章が印象的で、土地所有から資本家への転換点がクリアに理解できた。
朗読者の落ち着いた英国アクセントも雰囲気を盛り上げてくれて、通勤時間に聴くのが楽しみになった。続編が出たら即購入したいくらいハマっている。