恩を返すために私を見捨てるのね時任寛人(ときとう ひろと)と伊東結月(いとう ゆづき)は幼馴染で、小さい頃から一緒に育ってきた。
二人が生まれる前から両家同士が婚約を決めたため、きっと結婚するだろうと思われていた。
しかしある日、漁村出身である樋口澪(ひぐち みお)が事故にあった寛人を救った。
その後、寛人は澪に恩返しをするという理由で、彼女のほうばかり構うようになり、結月を散々傷つけ続けたのだった。
それにがっかりした結月は寛人との婚約を解消して、京坂市に行き、萩原家の後継者である萩原颯真(はぎわら そうま)と結婚することにした。
結月がいなくなってはじめて、寛人は自分がどれほど結月を傷つけたかに気づく。
結月を取り戻すため、寛人は京坂市に行ったが、結月が自分ではない人と結婚して、幸せになるのを見届けることしかできなかった。