ゲームのストーリーに必然性があると、プレイヤーは世界に深く没入できる。例えば『The Last of Us』では、ジョエルとエリスの関係性が自然に発展していく様子が、プレイヤーの感情移入を促す。キャラクターの行動が背景や性格と一致していると、物語の流れが無理なく感じられる。
必然性がないと、ストーリーはバラバラなイベントの羅列に終わる。『ドラゴンクエスト』シリーズのように、主人公の成長と世界の変化が密接に結びついている作品は、プレイヤーに達成感を与える。ストーリーの整合性は、ゲーム体験全体の質を左右する要素だ。
『Monogatari Series 2』は、前作で描かれたキャラクターたちの成長と未解決の謎を巧みに紡ぎながら、物語の深層へと迫っていく。特に、阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎの関係性がより複雑に発展し、新たな怪異が彼らの過去と絡み合う点が興味深い。
前作で触れられていた『神原駿河』のバスケットボールに関するトラウマが、今作では詳細に描かれ、彼女のキャラクター像に深みが加わる。また、『忍野忍』の背景や真の目的が断片的に明かされ、シリーズ全体の謎解きが進む。
物語の繋がり方は、単なる続編というより、パズルのピースを埋めるような緻密さで、ファンならではの楽しみ方ができる。特に、前作の伏線を回収する場面では、何度も見返したくなるような細かい演出が光る。