驚くほどエッジの効いた解釈で、私はそのカバーを最初に聴いた瞬間から引き込まれた。張り詰めたイントロは原曲の勢いを残しつつも、コード進行をジャズ的にねじり、和音のテンションを増やしてあった。ヴォーカルはあえて粗く、裏声とチェストボイスを行き来させることで歌詞の焦燥がより生々しく伝わるようになっている。リズム隊はスネアを前に出してパンチを効かせつつ、ベースラインはウォーキングベースのフレーズを挿入して大人っぽい揺らぎを生んでいる。
編曲面ではブラスセクションと控えめなストリングスを重ね、サビで一気にダイナミクスが広がる構成を採用していた。ギターはディストーションを抑えたクリーントーンで空間を埋め、随所に短いフィルを挟むことで原曲の直線性を曲線的に変換している。プロダクションは古いアナログ機器を彷彿とさせる温かみがあり、まるで'Kind of Blue'の時代感を取り入れたようなアレンジ的落ち着きが感じられた。
全体としては原曲の持つ怒りや勢いを否定せず、新たな色を加えて成熟させたカバーだと思う。原曲ファンの期待を裏切らない範囲で大胆な再解釈を試みていて、何度も聴き返したくなる仕上がりだった。
『怒髪衝天』のオープニングを熱く歌い上げているのは、ロックバンド・氣志團です。彼らのエネルギッシュな歌声と疾走感あふれるメロディーが、作品の熱い雰囲気と見事にマッチしています。
氣志團といえば、和ロックのスタイルで知られるバンドで、特に『One Night Carnival』などのヒット曲でお馴染みです。『怒髪衝天』の主題歌では、彼らならではのパワフルなサウンドが炸裂しており、作品のテーマである「反骨精神」を音楽で見事に表現しています。
個人的に氣志團のファンなので、この主題歌を聴くたびにテンションが上がります。アニメの世界観と彼らの音楽性の相性は抜群だと感じています。