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『デッドプール』の主人公ウェイド・ウィルソンは、外見的には決してかっこいいヒーローじゃない。むしろ変なスーツ着て顔はブサイクだし、性格も下品で自己中心的。だけど、その人間臭さが逆に魅力になってる。不死身の能力を得たけど、それで人生が楽になったわけじゃなく、むしろ元の生活を失った苦悩も描かれてる。
他のスーパーヒーロー映画と違って、デッドプールはヒーローとしての責任感とか大義名分よりも、個人的な復讐と自己満足のために動いてる。4の壁を破るメタ発言や下ネタ満載の台詞回しが、ヒーロー物の堅苦しさを吹き飛ばしてくれる。
アクションシーンも残酷でグロテスクだけど、コミカルな演出と相まって独特のテイストを生んでる。普通のヒーローに飽きた人にはぴったりの作品だよ。
『アントマン』のスコット・ラングは元犯罪者で、特に目立った能力もない普通のお父さん。アリサイズのスーツを手に入れたって、最初は使いこなせずに失敗ばかり。でも、その不器用さが逆に親近感を生むんだよね。
巨大化したり微小化したりする能力の使い方もユニークで、戦闘シーンよりむしろ潜入ミッションやコミカルなやり取りが主体。ヒーローとして未熟な部分が多いからこそ、仲間との絆や家族愛がより際立つ展開になってる。
MCUの中でも地味な存在だけど、大掛かりな宇宙規模の戦いじゃなく、小規模で人間味溢れるストーリーが良いアクセントになってる作品だと思う。
『ワンパンマン』のサイタマは面白いケースだよね。見た目は完全に普通のおっさんで、スーパーヒーロー協会でも低評価。でも実際は無敵の強さを持っていて、どんな敵も一撃で倒しちゃう。このギャップが作品の魅力で、従来のヒーロー像を逆転させた設定が新鮮。
特に好きなのは、サイタマが抱える「強すぎて退屈」という悩み。普通のヒーロー物なら「どうやって強くなるか」がテーマだけど、ここでは「強すぎて張り合いがない」という逆のジレンマを描いてる。ヒーローとしての外見的貧弱さと内面的な孤独の対比が深みを生んでるんだよね。
敵キャラも巨大怪獣からゴキブリまでバラエティ豊かで、サイタマの一撃必殺が毎回爽快。作画のクオリティも高く、アクションシーンは見応え抜群。ヒーロー物のパロディとして成立しながら、独自の哲学も持ってる稀有な作品だと思う。