鳶色を英語で表現するとき、'auburn'が最も近いニュアンスを伝えられる単語だと思います。特に赤みがかった茶色を指す言葉で、秋の葉や夕焼けの色合いを連想させます。
ただし、厳密に言えば鳶色とauburnには微妙な違いがあります。鳶色が持つ深みのある暗めの茶色に対して、auburnはもう少し明るく赤みが強い印象。美術の世界では『burnt sienna』(焼きシェナ)という絵の具の色名も近いかもしれません。
色の表現は文化によってニュアンスが異なるので、翻訳ではどうしてもニュアンスが失われがち。例えば『The Tale of Genji』で描かれる着物の鳶色を英語で説明する時は、『deep reddish-brown』と形容詞を重ねた方が正確に伝わる場合もあります。