Chapter: 第一部エピローグ1947年11月 各務ヶ原飛行場「これが川崎航空機工業が開発した超音速実験機桜花や。これは大型爆撃機に吊るされて高度6000から投下されて飛ばす代物や。理論上はマッハ1.1までは出るそうやけど今まで挑戦してきた連中は音の壁を越えられずに皆バラバラになったんや。ユキあんたがどうなるかわからんがウチとしては死なせたくはないね」「そうかもしれません。ですが誰かがそれをやらないとね。何事にも最初はありますよ」「そうやな。それじゃあ行こうか」 そんな感じで私は与圧服に着替えて与圧面を被り酸素供給箱を持って機に乗り込んだわね。日本が立ち遅れていた大型機の分野でレシプロエンジンでは勝てないと悟った軍はいち早くジェットを採用した。この大型機もジェットペラエンジンとターボファンジェットの混合機として生まれた「連山」に乗り込み機体は離陸し高度6000にあがり私は与圧服の状態を確認しそして桜花に乗り込む。 いつものように緊急用射出座席の導通状態を確認、計器、舵の状況を確認。そして補助動力装置を動かして主エンジンを動かすための圧搾空気を作る。そして、圧搾空気により主エンジンのタービンを回して始動可能回転域に達したことを確認後私は燃料噴射ポンプスイッチをオンにして主エンジン点火を確認し、補助動力装置の稼働を止める。一連の行動をすべて問題なく終えた私は神谷さんに全て良しとの手信号を送る。それを確認した神谷さんが風防を閉めて、爆弾倉から機内に戻った。そして無線機のレシーバーから声が聞こえる。「いつでも降下はいけるで。準備が出来たら言ってくれや」「はい。いつでも大丈夫です。カウント行きます。5.4.3.2.1。降下」 私がそう言うと機体を吊り下げていたフックが外され高度6000から落下するもすぐさまエンジンを吹かして飛行させる。目指すはマッハを突破することだね「現在速度マッハ0.89。これより音速突破試験を開始する」 そして私はスロットルレバーを常用最大位置に合わせ補助ブースターロケットを作動させる。その上再燃加速装置のボタンをおしてスロットルをさらに押し込むことでエンジンは最大出力を発揮していた。「現在0.96、9.7。振動発生。舵はまだに動くマッハ0.99。さらに振動がひどくなってきた」 その直後伊勢湾上空に爆発音とも言える音がした。で、神谷さんが私をひっきりなしに
最終更新日: 2026-06-15
Chapter: 脱出船団航行編 第3話 脱出船団は無事に日本内地に到着し戦争は終結する1945年 10月19日 横須賀港ついに私たちは無事に日本にたどり着くことができた。しかしながら米軍の攻撃も激しくアリューシャンから飛び立ったB29による戦略爆撃は関東地方にも少なくない被害を与えていたようね。市街地はあちこち焼けていた。話に聞くと私が住んでいた苫小牧は港町であり石炭の積出港だったから相当ひどくやられたようね。まあ、港湾機能はかろうじて残っていたそうだけど。イギリスの未完成艦バンガードは途中の呉に入港しそこのドックで空母に改装されることが既に決定済みだそうね。もっともどう急いでも就役は年単位の話になりそうだけどね。それから赤城、加賀も修理のために佐世保で修理が行われることになった。私たちが乗った信濃は無事に横須賀に入港し私たち乗組員は検疫のために横須賀の施設で数日隔離となり、軍医の診断を受けて問題がないことがわかったので私たちは新しい衣服が与えられそれに袖を通して再び日本の地をふんだわね。そして私たちの部隊は移動用のトラックに乗って福生の飛行場へと移動したわね。そこで待っていたのは私が大尉に昇進と金鵄勲章の授与だったわね。まあ、それは神谷小隊長も同じくということになるのかな。そして私がイギリスで最後に飛ばしたJ7W局地戦闘機「震電」ジェット仕様のサンプルは直ちに技術本部に移送されそこで解析がおこなわれたそうね。まあ、それには整備班長の真田少佐も出向したそうね。同じく船団に乗っていたジョージビダン率いるジェットエンジン技師たちも開発技師として水瀬、如月、来栖川、三菱航空機、中島飛行機などに引き抜かれた。そして、私の処遇は今年の4月から出来た陸軍航空隊と海軍基地航空隊が統合されてできた大日本帝国航空軍に編入されそこで帝都の空を守る侍として迎撃任務に就くことになった。そうそう、ほかの皆さんについてもいわないとね。まあ、こちらに来た時に居たメンバーだけど藤井さんはイギリスで戦死したし智代は怪我したけれど末期に復帰して対地攻撃とケープ沖でも生き延びて少尉になったわね。そして向井の姉御と菊池ちゃんもなんとか生き延びたみたいね。補充要員とはいえ生き延びれたのだからそれ相応の実力を持っていたということになるわね。そのような感じで日々を過ごしていたわけだけど、12月1日に世界が驚く事件が遠くの地で起こったわね。ヨーロッパのナチスドイツの総統であ
最終更新日: 2026-06-14
Chapter: 脱出船団航行編 第2話ケープタウン沖海戦1945年 6月21日ケープタウン沖500キロとうとう我々脱出艦隊は追撃してきた米独艦隊と交戦となった。この日の午前中敵機動部隊から発進してきた敵の戦爆連合約200機が後方で警戒していた駆逐艦のレーダーが発見し私達や戦闘機乗りの連中にたいして緊急発艦の号令が発令された。「どうやら。敵さんもうちらの制空権に入る前に叩いておこうとしたんやな」「そのようですね。旧型だろうが飛べる機材があるなら飛ぶしかないでしょうね」「そやな。英軍連中も頭数になるやろな。まあ、直衛やけど数は力やで」「ですね」そんな感じで私たちは飛行長からの指示を受け直ちに飛行甲板へと上がった。既に飛行甲板では整備兵たちが機体のエンジンを回していたので私は手馴れた手つきで機体に乗り込み。整備兵に手伝ってもらいながら座席ベルトを装備しパラシュートの開傘索のフックを所定の場所に装備し計器のチェック。酸素マスクの確認といった規定通りの手順を素早く済ませて待機。そして攻撃隊の連中が空中退避のためにカタパルトを使って次々と発艦しその直後に発艦士官からゴーサインがでる。整備兵に車輪止めを外してもらいそのままエンジン出力を上げて発艦する。その数約150機の戦闘機が迎撃のためにあがっていた。そして艦爆や艦上攻撃機たちは大部分は非武装で一部の対潜哨戒用の連中も同じく後方に退避行動を取っていた。そして私たちは金剛の管制に従って所定の空域へと機を飛ばす。まあ、この辺はイギリス本土で散々やっていた手順だからね。で、私はいつのまにか英国連中の指揮官に祭り上げられちゃったようで。私以外の編隊のメンバーは英国の連中だったりするね。で、敵の右側下部に敵編隊を発見したと司令部に伝え、編隊無線にもわれに続けと言って燃料コックを切り替え増槽を切り離して機銃を全て装填させて敵編隊に向けて降下したわね。もちろんダージリンたちもあの英国防空戦を戦い抜いた歴戦の勇者ゆえに機材が違っていたとしても体が覚えていたというかんじかしらね。私の挙動に皆ついていけていたわね。そして敵編隊に一撃を食らわせて一度戦場から離脱し返す刀で再び敵編隊の死角から急上昇させて敵機のエンジンやコックピットに多数の銃弾を敵さんに食べさせてあげた。その機は当然煙を吹いて大西洋の藻屑となるべく煙をだしてその後火が付いたらしく火と煙の尾を引いて海上へと墜落し
最終更新日: 2026-06-13
Chapter: 脱出船団航行編 第1話船団航行記1945年5月15日 大西洋上イギリス女王陛下を乗せた我々帝国海軍艦隊は脱出船団と離脱し船団と英国本国艦隊の大部分はカナダのハリファックスという港を目指すそうね。女王陛下はシンガポールに向かうということで空母イラストリアス、ビクトリアス、インドミダブル、フォーミダブルを主体とした空母機動部隊になるわね。それにKG5世級が加わる編成になるわね。アタッカー級やルーラー級たち護衛空母郡と多数のエスコート艦隊はカナダに向かう船団護衛に回ったわね。で、ユニコーンも同じくカナダに向かった。で、私たちはというと空母信濃にある予備機を使ってイギリス連中をぶっつけ本番で空母乗りにするべく猛訓練中ということになるわね。対潜哨戒を兼ねてね。まあ、軍艦ゆえに「働かざる者食うべからず」ということなんだろうねぇ。まあ、私達帝国陸軍から派遣組は空母への着艦、発艦をマスターしているのですぐに感覚を取り戻したけれど問題はイギリス空軍連中の教育ということになるわね。まあ、で、練習機材としてポンコツ旧型の九七式二号艦攻や九九式艦上爆撃機をつかった対潜哨戒任務に彼女たちを使わせることにしたわね。で、私は旧型となった100式ああ。これは陸さんの名称だった。海軍名称三菱 零式艦上戦闘機53型爆撃戦闘機仕様をあてがわれて対潜哨戒と艦隊直衛任務を与えられたわね。で、ダージリンたちは九七式二号艦攻をみて全金属製の単葉艦上機があるなんてと驚いていたようね。まあ、英軍の艦上機ってまじで二枚羽のおんぼろソードフィッシュだったからね。で、後継機もアルバコアという二枚バネのポンコツだったので日本が見るに見かねて14試艦攻と彗星艦爆の設計図を送ってライセンス生産という運びになったからね。まあ、流石の大英帝国も空母機動部隊主体とした艦隊編成にはついていけれなかったということかしらね。私たちは当初の予定ではジブラルタルを通過後マルタ、アレクサンドリアからスエズを抜けてインド洋に入る予定だったけれどどうも信濃の喫水と日本からのタンカーたちがでかすぎてスエズは無理ということなので急遽ケープタウン経由となるわね。問題は赤道を越えてから南極近くを通るわけだけど南半球は冬でおまけに吠える海、荒れ狂う海を抜けることになるわけだからこれからどうなるやら・・・まあ、だいたいの日課として私たち搭乗員は朝夜明けとともに出
最終更新日: 2026-06-07
Chapter: イギリス本土撤退戦編 第3話本土撤退後編5月10日 0800 ついにその日が来た。この日は天気は大雨であったので敵の空襲がなかった。本来ならば飛行不可能ということになるんでしょうが今日ばかりは飛び立つだけでこの基地には戻ることが無いから出撃となるね。敵サイドもこの悪天候では飛べる状況ではないようで幸い空襲はなかったね。私たちは食堂で久々のコメを食することができたのは嬉しかったね。まあ、ダージリンたちは驚いていたようだけど。「日本で客将として戦うなら日本の食物にも慣れないとね」とか言って美味しそうにご飯を食べていたようね。そして朝食後ピストにて司令から今回の作戦のブリーフィングが行われた。内容は撤退する部隊の援護するべく制空戦闘が主体で燃料の続く限り戦闘を行い、補給は港郊外にある港湾道路にある非常用滑走路に降りて燃料、弾薬の補給を行い撤退の援護を行えとのことであった。最終撤退時間は今日の1630に最後の脱出船団が出航するとのことだ。そして補給基地での最終補給リミットは1430が最後の補給可能時刻だそうだ。その後に降りても機を捨てて乗船する段取りとなってる。まあ、イギリス軍に残っているガソリンも残りは少なく。ジェット用のケロシンは大量にある上にスペアエンジンも残り少ないそうだ。弾薬も十分あるそうなので大いに活躍せよとのことだそうね。で、今回の通信管制は機動部隊に帯同してきた戦艦金剛の通信指揮所でおこなわれるそうだ。まあ、金剛にとっては里帰りしたということだろうけれど彼女が生まれた故郷がこの有様となって彼女はどう思うやら・・・。まあ、私たちの部隊はジェット機なので滞空時間は良くて2時間そのためギリギリまで出撃は行われずレシプロ機の連中が先に離陸し艦上爆撃機、艦上攻撃機、爆撃機やスワローDを飛ばす連中は皆爆装し飛び立った。そして30分後私たちジェット戦闘機部隊も基地を飛び立ったわね。まあ、その頃には天候も回復しロンドン方向から多数のジェット戦闘機やアメリカ陸軍最強戦闘機であるP=51D型やH型がファイタースイープにやってきたようだよ。で、私は管制官の指示を聞きながら敵編隊を発見し編隊内電話で敵発見を伝えて流れる動作で燃料コックを切り替えて増槽を落として機銃の発射装置を撃発状態にして戦闘に移ったわね。で、私の背後にはダージリンがついてきているようだけど彼女もなかなかの腕前のようね。そして太
最終更新日: 2026-06-06
Chapter: イギリス本土撤退戦編 第2話本土撤退前編1945年 5月 リバプールにて1945年5月戦局は絶望的ともいえる状況となった。空軍だけで言えば敵爆撃機のコンバットボックスを打ち破る為の迎撃機は残り少なく航空用燃料も事欠くので、迎撃任務もおぼつかない状態であり、高射砲、地対空誘導弾部隊のほうも弾薬が尽きて機材は無用の長物となり。敵に渡る前に爆破処理されて撤退という状況ね。で、最後の防衛ラインとしてグラスゴー~ポーツマスを貫く南北ラインをどうにか守護しているじょうきょうだね。まあ、日英の機甲部隊が機動防護戦を行って、どうにか持たせている状況よ。そして5月10日を持って英本土を放棄、撤退するという決定がくだったわね。女王陛下とその旦那であるフィリップ殿下もまたその船団に乗り込みシンガポールで再起を図るという英国政府の決定がくだったようだ。なお、首相たちは撤退後降伏するらしいという情報もある。ただ、これでイギリス本土を奪還するのにものすごい資源が必要となることが確定でもあるわね。まあ、国土や土地はいずれ奪還できるけれど。それを守るのも取り戻すにも多数の血が流れ命が消えていく。消えた命は二度と戻らない。私たち戦闘機パイロットもそうだけど、技術を習得するのに数年の年月と莫大な費用を注ぎ込むけれど、戦争であっけなく損耗していくからね~。たとえ、撃墜数がゼロでも機材を壊しまくっても生きて基地に戻れるやつが本当の勇者なんだろうね。まあ、多数の敵機を撃ち落として生き延びれるなら尚良しなんだけど・・・。私たち第一小隊は撤退する部隊の援護のために最終日まで出撃しその後リバプール沖合10キロに待機している空母機動部隊と合流し内地へと引き上げることになるそうだ。整備班の連中は出撃後基地を爆破しトラックに分乗して船に乗り込むという段取りだそうだ。で、砲も艦橋も据え付けられていないで仮設の島形艦橋と甲板にギッシリと戦車や試作のジェット機が入ったコンテナが据え付けられていた。そして舷側には大量の高射砲と機関銃がハリネズミのごとく並べられた状態だった。まあ、世界の七つの海を支配した大英帝国ももはやという有様だよ。そして5月4日から9日まで私たちの部隊は迎撃任務に従事していたわね。まあ、ダージリンたちも乗艦し女王陛下のお付となるそうね。まあ、イギリスの連中は空母着艦技能を持ち合わせていないし機材ももはやね~。5月9日夜
最終更新日: 2026-06-05
Chapter: 番外編 食堂での一幕「いらっしゃいませ。ってラン。あんたいつ地球に戻って来たの」「外宇宙の拠点構築任務でケガして軍務続行不可能となってね。それで負傷除隊ということになったよ。まあ、懲罰部隊といえども負傷除隊はその限りではないしね。沙織も元気そうでなによりだよ」「そうね。ってランあんた結婚したんだ」沙織があたしの左手の薬指にはめられている指輪を見て訪ねてくる。「そうだよ。相手は帝国の将校さんとね」「そっか。ランあんたも幸せを掴めてよかったよ。今日はご飯をたべに来たの」「それもあるけれど旦那においしい店を教えておこうと思ってね。で、いきなりだけど今夜予約とれるかしら」「それはまあ、大丈夫よ」「ありがとね」という感じでお昼のピークタイムが終わって一息ついていた時に、以前店に来たランから今夜店に来るから予約したいとのことだったわね。で、その日の夜。予約時間5分前に彼女は旦那を連れて店に来たわね。まあ、ディナータイムに来てコース料理を食べてくれたわ。で、店がバータイムに入ってひと段落下ころ私はランの元に向かったわ。「如何でしたか本日のお料理は」「うむ。とても美味であった。シンプルな料理だがそれ故にとても美味であった。ところで女将でいいのかな。私はフリッツフォンマインシュタインである。となりは妻のランであるがフロイライン。君の名前をぜひ」「あ、私ですか私はタケベサオリと言います。ランとは戦友でした。ランとは違う部隊でしたが何度かランと同じ戦場に立っていましたので」「そうか。君はどの兵科にいたのかね」「空間機動歩兵をしてました。まあ、私も何度か実戦は経験しましたが、隊長が気を利かせてくれたのか上等兵になってからは木星の補給ステーション警備任務がメインでしたので」「そうか。フロイラインタケベ。君の料理は実に美味だった。ディナータイムには間に合わぬかもしれんがバータイムに私たちは来よう。お酒も料理も実に絶品だったでは失礼する」彼はそうして店を去ったわ。で、この後がとても大変だった。本当にあの人はガチで帝国の将校さんだったらしく、同期や部下を連れてきてくれたわ。私の方も金髪イケメンの将軍様に求婚されて結婚することになったわね。まあ、お店の方はケイにのれん分けということになるわね。
最終更新日: 2026-06-15
Chapter: 第17話 外宇宙で拠点設立に成功する。そして私は退役するシリウス星系 ワープゲート建設予定地「おーい。コネクターの接合はどうなってる」「すべて正常につながってるぞ」「そうかフレームの方はどうだ」「問題ない」「フレームを動かすぞ注意しろ」私の名前はミズモ・ラン海洋連合所属の准尉だね。今はシリウス星系外縁で対バグ戦闘に備えての橋頭保確保のために、輸送艦隊を迅速に運ぶためのワープゲートの建設が行われている。そこで私はその護衛としてモビルスーツに乗って工兵隊の護衛をしているのである。帝国軍、海洋連合軍人がお互いに協力して作業をしてるという光景は地球圏では見ることはないがここでは常な光景であったりする。個人的にはモビルスーツも作業に従事させればとも思うけれどサイズ的にでかすぎてということでAT隊の皆さんが工兵として作業を行っているのである。それからしばらくして交代が来たので私は母艦であるガンビアベイに戻り格納庫の所定の位置にモビルスーツを固定させる。「お疲れ様です。どうでした」整備兵の質問に私は答える。「ん。今のところ敵の襲来もなく確実に建設は進んでるわね。作業進捗予定通りという感じかな」「そうですか機材の方はどうです」「特に問題は無いね。一応チェックリストをまとめておいたのであとはよろしくお願いね」「わかりました」そんな感じで私はモビルスーツコックピットのハッチを開けて機体から降りる。そしていつも通り今回の出撃の報告書をまとめて指揮所に提出し本日の業務が完了となり、いつもの通りに腹を満たすべく食堂へむかうと帝国軍の士官様が配膳口に並んでいたのである。「あら、帝国軍士官が珍しいですね。ここは兵員食堂ですがって。オスカー大佐なぜここに」「簡単だ。兵隊の食するものも我ら士官が食う献立どのような違いがあるのか否かを知りたかっただけだ」彼の問いに私は答える。「そうですか。少なくても連合では兵隊も士官も食べている献立は変わりませんよ。まあ、配給される器が違いますが、普段の航行中や戦闘時の配給食は兵隊も士官も変わらないですね。それに士官と兵隊で献立が違っていたら、兵站というか主計課の皆さんも余計な手間でしょうに」「そうか。その辺は合理的ともいえるな。だが、この船の食事はとても美味である」「そうですか。それ料理長の鳳鳴さんが聞いたら喜ぶよ。彼女元豪華客船でチーフコックをしてたそうだけど今ではこの
最終更新日: 2026-06-14
Chapter: 第16話 外宇宙に進出せり私の名前はミズモ・ラン海洋連合軍准尉であり、総撃墜数500以上のエースだったりする。まあ、元は戦闘工兵として数多くの激戦を生き延びた歴戦の戦士ともいえるね。まあ、ある意味火消し部隊で生き延びた故の撃墜数ともいえるけれどそれはともかく。私達ガンビアベイ隊はとうとうオールトの雲に橋頭保を確保することに成功し海洋連合と帝国サイドと共同作戦というか宇宙に関してはお互いに政治的なことはあるにしろ、バグという共通の敵がいるので、共に手を取ってことに当たらねば埒が明かないということで同盟というか共同戦線という形になったのである。そして私が所属している母艦ガンビアベイがその戦いの最前線を任されることになったのである。まあ、わが方は戦闘部隊はともかく艦船特に艦長クラスの佐官、士官不足であったが、帝国サイドから多数の士官が私たちの所にやってきたのである。どうやら帝国の方は艦船不足だったようだ。その為、帝国でも有名な提督がガンビアベイに乗り込むということでいろいろとすり合わせが大変だったけれどまあ、私自身は現場の1兵士としての立ち位置であったりするのでその大変さを傍目で見ながら現場の格納庫で機材の整備や調整をしていたりしてたのである。で、ガンビアベイが旗艦となって帝国艦隊と海洋連合の合同艦隊というがまあ、双方ともに掃きだめというか兵士としては超一流だけど性格、素行不良な連中ばかりが集まった部隊になったね。参謀と司令官としてマインシュタイン大佐とオスカー大佐の指揮でやることになったね。あ、そうそうシーマ中佐は例によって第三戦傷で後送されてしまったよ。あの様子では時間の問題だったね。そんなこんなでいよいよ外宇宙へいくことになるのであるが、休憩所で一休みしてるとマインシュタイン大佐が私に話しかけてきた。「いよいよ。人類は太陽系から離れることになる作戦上はシリウス星系に拠点を設けるというがどうかね」という質問に私は答える。「そうですね。一つだけ言えるのは船がやられれば我々は救援もなく野垂れ死にということになるということですね。一度敵の襲撃を受けて本船も航行不能状態にされたこともありましたからね。まあ、その時はまだ太陽系内だったので味方の艦隊と合流できてどうにかなったけれど今回は補給艦や自走ドック艦が後方にいるとはいえ、そのサービス艦隊がやられたら我々の進撃は不可能ということ
最終更新日: 2026-06-13
Chapter: 第15話 帝国軍と共同戦線が張られる私の名前はミズモ・ラン。今私はオールトの雲で太陽系を離脱するための橋頭保確保のために敵バグの掃討作戦を従事してる。どうやら地球サイドでは帝国と連合との共同戦線というか一致団結して敵バグと戦うという事になったそうだ。まあ、逆を言えば主義主張でのいざこざをやってる場合じゃあないという事になるわけだな。まあ、そんな政治的なことがあったとしても私たちの周りではほとんど変わりはなかったね。で、数週間後。我々はオールトの雲に橋頭保の成立に成功した私達は軍上層部から補給を受けて新たなフィールドに転戦することにあったね。いよいよ太陽系を越えて外宇宙という場所に進出するそうだ。そしてワープゲートを作るために私達エクセリオン大隊は威力偵察とワープゲート建設のための工兵隊の護衛という任務が与えられたね。当然私たちMS隊は威力偵察を担当になるわな。そしていつもの兵員食堂にて。「美鈴の作る飯はとても美味しい。以前の部隊では考えられんよ。まあ、この船の施設もすごいのだろうけれどね。合成食料とはいえここまで美味しく作れるのはすごいよ。美鈴。あんた兵隊稼業やめても料理人で食っていけれるほどの腕前だぜ。この料理の数々だけでもすごいよ」と私は晩飯の料理にぱくついていると高槻たちも同じことを言っていた。「ほんとそうだぜ。以前いた船の飯と比べたら本当に比べ物にならんぜ」とまあ、そんな感じでAT隊とMS隊の皆が仲良く船の厨房で作られた料理を食べているころ・・・帝国軍グリーゼ230ワープステーション「シュタイン大佐。スマン。貴殿を脱出させたかったが最早脱出させる船はすべてやられてしまった」「そうですか。ですが、貴方の責任ではありませんので、ところでオフレッサー大将殿援軍の方は如何でしょうか」「うむ。全軍に援軍要請はしているとはいえこの最前線で包囲されている状況だ援軍は厳しいことになるだろうな。貴殿のような参謀様をこのような場所で死なせてしまうのは惜しいが・・・」「ならば、散るにしてもせいぜい意地汚く生き延びて見せましょう」「うむ。そうだな。刀折れ矢尽きるまで帝国軍人として誇りある振る舞いをしようではないか。これが人ならば降伏もあり得るが相手が人ではないならばだしな」「ですな」と、まあそんな会話をして最後の抵抗をしようと算段をしてるところに一人の通信兵が血相を変えてやってきた。
最終更新日: 2026-06-07
Chapter: 第14話 オールトの雲攻防戦始まる冥王星を離脱した艦隊は先行偵察として我々のガンビアベイたちが先行偵察を行うことになり本隊からりだつしたのである。先の戦いで敵の攻撃を受けていた船を救援しそこでシーマ中佐以下3名を救助することに成功し、彼女はガンビアベイの艦長となってもらうことになったわね。そして生き延びたタカツキ少尉とヒダカ軍曹、コシミズ准尉の3人も私たちの部隊に組み込まれたわね。私たちの方も先の戦闘というか部下たちが第三種戦傷となって後送されたからね。まあ、先のアルビオン隊の隊長だったバニング大尉と仲が良かったカチューシャとノンナも妊娠が発覚したので後送となったわ。人の生き死にが多い職場故に子供ができるのはある意味うれしいけれどね。という事でその補充としてタカツキ達がMSパイロットであったので促成だけど機材の慣熟訓練を行いつつですね。そして数日間みっちりと慣熟訓練を行った私たちは第二種戦闘配備として作戦待機所で待機してた。まあ、そこには飲料と軽食の自販機がありパイロットたちはそこで思い思いに待機してた。「ランだったな。あんた見たところかなりの修羅場を潜り抜けた歴戦の戦士とお見受けするがどうなのだ」とタカツキから尋ねられたので私は答える。「少尉。そうですね。元々は私は戦闘工兵としてカロンにある敵ハイブ爆破作戦などに従事しておりました。損害も大多数で作戦終了時には50人以上いた仲間が数名だけが生き延びたという有様というのをさんざん見てきました。で、とあることで上官を半殺しにして懲罰部隊に送られてそこでは工兵の仕事はなくATもなかったのでMS操縦徽章を持っていたのでMSパイロットとして、部隊を戦っておりました。実は宇宙空間戦闘は殆ど経験なく、前の部隊で急襲されたときに迎撃したのが最初でありました。ですが、艦隊は壊滅的な損害を受け母艦であった初代ガンビアベイも航行不可能となりその時に味方の艦隊に合流できたのでどうにか応急修理を受けて木星圏のドックでですね。まあ、結局修理不可能と判断され今乗ってるこの船は二代目となります」私の答えに彼らは言う。「そうか。すさまじいな。ならばお前だけは生き延びさせてやるからな」「そうっす。こんな美女を死なせたら寝覚めが悪いっす」「ですね。あ。自分はヒダカ伍長であります。タカツキ少尉のペアを組んでました。このような美女が入るのは個人的にはうれしいで
最終更新日: 2026-06-06
Chapter: 第13話 大規模な敵部隊と遭遇し活躍する私の名前はミズモ・ラン。海洋連合軍に所属する准尉となるね。元は曹長まで出世していたけれど、上官反抗というか上官を半殺しにしたことで二等兵に格下げされた上で懲罰部隊に配属されたわ。懲罰部隊はでは荒くれ者で有名なAT乗り達の集まりだったわね。そのメンバー達も皆良い奴らだったよ。あたしが戦闘工兵で数々の激戦区を生き延び、ハイブ爆破などに従事したと私が言うと皆驚いていたわね。まあ、はっきり言えば戦闘工兵の装備品であるウォードレスというやつは硬式宇宙服に倍力装置を取り付けただけの代物だしね。で、武装は7,62mmカービン銃に各種爆薬類という装備だったわね。で、一番損害が多く墓場に一番近い部署ともいえる場所になるわね。そんな部署で生き延びたと言えば皆驚くのも無理ないわね。で、懲罰部隊である独立部隊で私はMSに乗れといわれた。そこでは火消しや威力偵察、強襲などあらゆる任務をこなしたわね。だけどその部隊も壊滅し、再び再編成され再び宇宙艦隊に配属されたわね。まあ、独立部隊というのは変わらないけれどね。そして、再びガンビアベイは新たに生まれ変わったわね。まあ、木星圏で新式エンジンと新規戦略兵器実験艦が運用終了し解体を待っていたところを隊長がスクラップとして引き取ったそうね。で、エンジンが死んでいた大型巡洋艦とそのエンジンと新型戦略兵器をつみこみ、MSが16機運用可能な強襲揚陸艦として生まれ変わったわね。なんでも戦略兵器として波動粒子爆縮砲となる戦略兵器もあるがエネルギーを食いすぎるとか動けなくなるという欠点があるため本当の決戦兵器という事らしい。一応恒星間航行可能な船でもあるが太陽系外までは母船に収容されていくということだそうだ。で、私の部隊は先行偵察を命じられたわね。あ、そうそう、アルビオンも同じく強襲揚陸艦として運用するそうね。まあ、あそこの艦長のヘンケン大佐という人物は色恋沙汰には疎いようだけどね。なんでも同部隊の女性パイロットに一途で何かとアプローチしてるそうだね。とまあ、そんな感じで私は出撃しサブフライトシステムに乗ってモビルスーツでの先行偵察に従事した。で、そこで敵のバグにやられている船を発見しそれを報告し、掩護せよとの命令を受けたので私たちは即座に戦いに参加することになった。ま、結果は救助は間に合わず襲撃を受けた部隊は壊滅的な損害を受けていたけ
最終更新日: 2026-06-05