Claimed By The Demon Alpha

Claimed By The Demon Alpha

last updateLast Updated : 2022-07-14
By:  SnowBarbieOngoing
Language: English
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2 ratings. 2 reviews
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One Bite Was All It Took. NATHANIEL Nathaniel Black was used to rejection. As a werewolf-demon hybrid, he is constantly stuck between two feuding worlds. When he meets she-wolf Ayra Staxton, who challenges his authority, he feels a burning desire like no other, triggering his demon. Out of jealousy, he marks her, effectively thrusting her into a world she has no knowledge of - a world of demons. AYRA STAXTON Waking up in a strange place with zero recollection of her memory, the last thing Ayra expects is to catch the eye of the dominant Alpha Nathaniel. She is disgusted by his possessive behavior, but under all that hatred is an undeniable attraction. With death knocking on her door, will the duo be able to work through their differences and become a team, and most importantly, will they be able to bare it all, leaving them vulnerable in front of each other? One thing was certain, though - they had to eliminate the threat or they risked losing all that is dear to them.

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Chapter 1

Chapter 1

芹那のグラスから酒が数滴こぼれ、その瞳に一瞬、動揺が走った。

「でも、誰だろうと負けたんだから、スマホ没収ね」

友人グループの榎本依織(えのもと いおり)が手を伸ばして奪おうとすると、芹那はスマホを握りしめたまま笑いながら身をかわし、私の後ろに隠れた。

「本当にダメなの。彼、けっこう怒りっぽいから、私が写真をみんなに見せたなんて知ったら怒るよ」

「そんなに彼氏をかばうの?」

「仕方ないでしょ。ちょっと特殊な立場の人だから、今はまだ私たちの関係を公にしたくないの」

そう言った芹那の視線は、みんなの頭越しに、入口に立つ律希へと向けられていた。

二人の頭上を繋ぐ赤い糸が、嫌というほど目に刺さる。

これまで幾度となく、さまざまな男女を繋ぐ赤い糸を見てきた。それでもまさか、明日私の新郎になるはずの男の頭上に、その糸が現れる日が来るとは思ってもみなかった。

「澪花からも何とか言ってよ」芹那は甘えるように私を見た。「本当に彼から、ほかの人には見せるなって言われてるの」

私は震える手を必死に抑えながらグラスを置き、どうにか笑みを作った。「今日のルールを決めたのは私よ。負けたらスマホを見せる。それがルールでしょ」

「おおっ!」依織がテーブルを叩いた。「花嫁がそう言ったよ」

芹那は一瞬固まった。私が助け舟を出さないとは思っていなかったらしい。

そのとき、律希が中へ入ってきて、私の肩に手を置いた。

「澪花、もういいだろ。芹那はこういうのを恥ずかしがるんだから。花嫁の君が先頭に立って、ブライズメイドをいじめるなよ」

――芹那。

以前の彼は、彼女のことを「雨宮さん」としか呼ばなかった。

私は肩に置かれた彼の手を見つめた。

昨夜まで、この手は私のコートの前をそっとかき合わせ、服越しに私を抱きしめながら、「初めては何もかも、結婚初夜まで取っておきたい」と言っていたのに。

それから24時間も経たないうちに、彼の頭上には初めての赤い糸が現れた。

「私が彼女をいじめてるっていうの?」

「君が本気になったら、誰も敵わないだろ?」律希は笑いながら、ジュースの入ったグラスを手に取って私へ差し出した。「結婚前に不安定になるのは普通だよ。ジュースでも飲んだら?」

芹那はその隙に、律希の後ろへ逃げ込んだ。「やっぱり律希さんは私のこと分かってる。澪花、結婚してからあんまり彼にきつく当たっちゃダメだよ?こんないい男、怖がって逃げちゃったらどうするの?」

「私の婚約者が逃げるかどうか、そんなに気になる?」

「澪花のために心配してあげてるのよ」

芹那は口元を押さえて笑った。その小指には、飾り気のないシンプルなリングがはめられていた。

その指輪は、以前、律希が私に見せてくれたボツデザインだった。

デザインがありきたりすぎて、私には似合わないと言っていたものだ。

それが今、芹那の指にはめられている。しかも、まるで彼女のために作られたかのようにぴったりだった。

芹那が油断した隙を突き、依織が芹那の顔の前にスマホをかざし、ロックを解除した。「そこまで見せたくないって言われると、余計に見たくなるんだけど」

依織は最初の写真を開くなり、ひゅう、と口笛を吹いた。

写っていたのは芹那の横顔だった。

目尻は赤く染まり、鎖骨の下から胸元へと、濃淡のある生々しいキスマークが服の内側まで続いている。

「うわあ……」

依織がスマホを私たちの前へ差し出した。

二枚目は、二人が指を絡めて手を繋いでいる、その手元のアップだった。画面越しにも、二人の親密さが嫌というほど伝わってくる。

男の手首には黒い文字盤の機械式腕時計が巻かれていた。その文字盤の右下には一本の傷がある。

私はその傷を、あまりにもよく知っていた。

律希が私とスーパーに買い物に行ったとき、うっかりショッピングカートにぶつけてつけた傷だったからだ。

爪が掌に深く食い込んだ。

さらにスマホを操作すると、今度はメッセージの履歴が現れた。

登録名は「RI」。アイコンは一面の草原だった。

トーク画面には、毎日の「おはよう」と「おやすみ」、そして深夜の音声通話の履歴がびっしりと並んでいる。

一番古いメッセージは、一年前のものだった。

【芹那に会いたい。どうしても君のことを考えずにはいられないんだ】

【私も会いたいよ。昨日の夜も夢に出てきたの。あなたに抱かれたまま眠る夢だった】

画面を遡り、3か月前のあるメッセージが目に入った瞬間、私は数秒、呼吸すらできなくなった。

芹那が甘えるように尋ねていた。【今日のコンサート、本当に最高だった。でも、私たちが今日みたいに堂々と手を繋げるようになるのは、いつ?】

RIから返ってきたのは、短い言葉だった。【もうすぐだ。待ってて】

3か月前のその日は、私と彼が付き合って7周年を迎えた記念日だった。

あの日、私は2時間かけて化粧をし、テーブルいっぱいに料理を作って、5時間も彼を待ち続けた。

そして最後に届いたのは、たった一言の謝罪だった。【ごめん。今日は残業で遅くなる。先に食べて寝てて】

「もうっ、恥ずかしい!みんな本当にひどい!」

芹那は悲鳴まじりにそう言ってスマホを奪い返すと、その場から立ち上がった。そして顔を両手で覆いながら、階段のほうへ走っていった。

彼女が姿を消してから2分も経たないうちに、律希のスマホが鳴った。

彼は画面を一瞥すると、すぐに通知を消した。「母から、部屋を二つ追加で取ってくれって頼まれた。遠方の親戚が来たらしい。みんな、楽しむのはいいけど、あんまり遅くならないうちに澪花を帰してやってくれよ。明日は朝早くから花嫁支度があるんだから」

そう言って律希は身をかがめ、私の額に軽くキスをした。

たちまち、その場にいた全員から冷やかす声が上がった。

彼が出ていったあと、私はお手洗いに行くと言って席を立った。

すると階段の踊り場のほうから、芹那の声が聞こえてきた。

「今夜は会わないって言ってたじゃない?」

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reviews

Madison Maher
Madison Maher
Love this book! Can’t wait for more chapters!!
2023-05-24 12:58:13
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Kopal Agarwal
Kopal Agarwal
most interesting and engaging book ever! a definite read
2022-05-04 20:12:39
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48 Chapters
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