Prey and Predator: A Dangerous game!

Prey and Predator: A Dangerous game!

last updateLast Updated : 2023-05-11
By:  Esther .I. ArunaOngoing
Language: English
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Synopsis

A well trained FBI agent decides to take up a long time unsolved criminal case. He makes up his mind to find the thief who’s being a smooth criminal for too long. Finally he solves the mystery and discovers it’s a girl, each time he’s about to get hold of her, she slips through his fingers like a serpent. The cunning beautiful Lara decides to steal the agent’s heart in order to deceive him and rob a bank, but in the process the two stubborn people fall for each other’s charm.... And so the Prey fell in love with the Predator.

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Chapter 1

Chapter 1— The Prey

雅人が沙耶を産後ケアホテルから連れて帰ってきた日、私はちょうど病院で仕事の引き継ぎを終えたところだった。

そのまま家へ戻ると、玄関の向こうから楽しそうな話し声と笑い声が聞こえてきた。

「まあ、なんてかわいいの。眉のあたりなんて、雅人にそっくりじゃない。沙耶ちゃん、本当によく頑張ったわね。こんなにかわいい孫に会わせてくれて、ありがとう」

雅人の母は、うれしそうに赤ん坊をあやしていた。そこへ雅人が、温かい食事を載せたトレーを持ってキッチンから戻ってきた。

「沙耶、大変だったな。食べやすいものを作ってみた。まだ体も本調子じゃないんだから、少しでも食べないと」

雅人はベッド脇に腰を下ろし、沙耶に一口ずつ食べさせていた。傍から見れば、どこにでもいる仲のいい家族だった。

雅人の父も、小さなぬいぐるみで赤ん坊をあやし、すっかり頬を緩ませていた。

「この子は沙耶ちゃんに似て、愛嬌のある子になりそうだな。真琴みたいに無口で、何を考えてるのか分からない女が母親じゃなくて、本当によかったよ。おまけにあいつは医者だろ。そんな女が母親じゃ、こっちまで気が休まらないからな」

ドアノブにかけた手に、思わず力がこもった。

雅人の父と初めて会った日のことが、ふと頭をよぎった。

あのときは私の肩をたたき、医者の嫁ができて鼻が高いと、あんなに喜んでいたのに。

それが今では、まるで医者には家庭を持つ資格がないとでも言いたげだ。

たった1年、海外研修で家を離れていただけなのに、私の居場所はもう、この家のどこにも残っていなかった。

私はうつむき、口元に苦い笑みを浮かべた。

雅人と結婚して3年になる。かつて、私たちにも子どもがいた。

けれど、ある事故でその子を失い、そのうえ子宮にまで損傷を負った。医師からもう二度と妊娠できないと告げられ、私は泣き崩れた。

雅人はそんな私を抱きしめ、自分が望んでいるのは私との子だけで、子どもがいなくても二人で生きていけばいいと慰めてくれた。

それなのに今、雅人は沙耶の「母親になりたい」という最期の願いを叶えるために、私との約束を破った。

私が海外研修に出発した日、雅人は子どものように泣きながら、いつまでも私を抱きしめていた。あの日のことは、今でも忘れられない。

離れて暮らしたこの1年も、私たちは毎日欠かさず電話をし、その日にあったことを話していた。同僚たちからは、結婚して3年も経つのに、まるで付き合いたての恋人同士みたいだと、よく冷やかされていた。

そんな中、1か月前にようやくまとまった休みが取れ、1年ぶりに家へ帰れることになった。

9時間のフライトを終えたばかりだったが、疲れなど気にも留めず、その足で家へ急いだ。

ところが、自宅マンションの敷地内まで戻ったとき、私の目に飛び込んできたのは、手をつないで歩く雅人と沙耶の姿だった。

しかも、沙耶のお腹は、ひと目で妊娠していると分かるほど大きく膨らんでいた。

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