The Luna's last heat

The Luna's last heat

last updateLast Updated : 2026-05-09
By:  Jo Peters Ongoing
Language: English
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I was sold to an alpha who never wanted me. For three years, Raynard Lightsky has ignored me, rejected me and never touched me until my twenty-eighth birthday, when I collapsed. Now my wolf is dying. The healer gave me two weeks to live unless my mate knots me, fills me, and claims me. But my mate still refuses. I’m done begging. If he won’t save me willingly, then I’ll make him feel it…every glance, every touch, every moment he’s denied me. I’ll make him jealous. I’ll make him obsessed. I’ll make him lose control. Two weeks… my last heat. And before it’s over, I’ll make my cold, untouchable alpha burn for me… —even if it destroys us both.

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Chapter 1

The Crash

大親友の実の兄・連城公生(れんじょう きみお)と、お酒の勢いで一夜を共にしてから、私は彼の誰にも言えない恋人になった。

人目を忍ぶ関係のまま8年が過ぎた頃、実家から無理やり見合いを勧められた。

「公生、実家から最後通告を突きつけられたの。今年中に必ず結婚しなさいって」

彼は動かしていた手を止め、私の額にそっと口づけを落とした。

返ってきたのは、いつもの「もう少し待ってくれ」という言葉だ。

ところが、何気なくスマホを眺めている私は、新人社員の戸松リナ(とまつ りな)のSNS投稿を目にした。

そこにあるのは、彼女と公生の婚姻届の写真だ。

添えられた言葉は【社長なんて、余裕でゲットしちゃった】。

私が8年間求めても手に入らなかった人を、彼女はわずか3ヶ月で手に入れた。

胸にこみ上げる苦い思いを力ずくで抑え込み、「いいね」を押した。

そして、コメントを残した。

【おめでとう。末永くお幸せに】

その後、私は実家が用意した挙式の日取りを承諾した。

すると突然、スマホが鳴り響いた。

公生の声が、これまでに聞いたことがないほど慌てている。

「彩芽、誤解しないでくれ。友達とゲームをして負けたから、罰ゲームでリナと籍を入れることになっただけで……」

私はその言葉を遮った。

「公生、私、結婚するの」

電話の向こうで、一瞬の沈黙が流れた。

やがて、苛立ちを隠そうともしない公生の声が響き、その周囲からは女の子の甘ったるい笑い声が混じって聞こえてきた。

「またその話か。

そんなに結婚に焦ってるのか?うちの会社は今、資金繰りが厳しくて破綻寸前なんだ。頼むからこれ以上邪魔しないでくれ」

私はスマホを握りしめ、夜風の中に立ち尽くしている。メリハリのない声で淡々と話した。

「邪魔なんかしてないわ。本当に結婚するのよ」

彼は鼻で笑った。まるで途方もない冗談でも聞いたかのように。

「君の周りには、いい仲になれそうな男一人いないじゃないか。結婚相手なんているはずがない」

私が久木山一弘(くきやま かずひろ)の名前を口にしようとした、その時だ。

公生は向こうで急いで電話を切ろうとした。

「切るぞ。別の電話が入ったんだ。籍を入れたのは本当にただの罰ゲームだから、変な勘違いはするな」

ツーツーと無機質な音が響いた。

通話が切れたスマホの画面を見つめる私の指先は、かじかんだように冷たくなっている。

8年だ。

彼はいつも、「変な勘違いはするな」という言葉で片付けてきた。

翌日、私はプロにデザインしてもらった結婚式の招待状を両手にいっぱい抱えて会社へ向かった。

オフィスは朝から騒がしく、リナは大勢の社員に囲まれて、顔を真っ赤にしている。

「リナちゃん、すごすぎるよ!あのクールな連城社長を、たった3ヶ月で落としちゃうなんて!」

「これからは社長夫人だね。これからもよろしく頼むよ!」

リナは両手で顔を覆い、照れ笑いを浮かべている。その声はオフィス全体にちょうどよく響く大きさだ。

「皆さんが思っているようなことじゃないですよ。ゲームに負けて籍を入れただけなんです。内緒にしてくださいね」

私は心の中で嘲笑った。

SNSで世界中に発信しておいて、今さら内緒も何もないだろう。

彼女は目ざとく私の手元にある招待状を見つけると、ハイヒールをコツコツと鳴らしながら駆け寄り、私の腕に縋りついて揺さぶった。

「先輩!それ、私と社長の結婚式の招待状ですか?社長から用意するように言われたのでしょう?ありがとうございます。お疲れ様です!」

私が「違う」と言おうとしたその瞬間。

彼女は私の手から招待状をひったくるように奪い取り、宛名を確かめながら同僚たちに配り始めた。

「皆さん、見てください!社長がわざわざデザイナーに依頼して作ってもらった、とても可愛い封筒です!」

周囲は口々に賞賛の言葉を交わし、社長のロマンチックな気配りを褒めちぎった。

ちょうどその時、公生がエレベーターから姿を現した。

周囲が一斉に「社長、ご招待ありがとうございます!」と冷やかすように声を上げた。

リナは恥ずかしそうに上目遣いで彼を見つめ、すっかり恋する乙女の表情を浮かべている。

公生は一瞬呆気に取られたものの、すぐに口元を緩め、微笑みを浮かべて応じた。

「ああ、ぜひ来てくれ」

「その招待状は、私のものです」

私が声を上げた瞬間、オフィス全体が水を打ったように静まり返った。

全員の視線が一斉に私の顔に突き刺さった。

公生の顔が瞬時に引きつり、その瞳には焦りの色が混じった。

「若草彩芽(わかくさ あやめ)、ここは会社だ。君がわがままを言っていい場所じゃない」

「わがままなんて言っていません」

私は顔を上げ、彼の視線を真正面から受け止めた。

「それは私の結婚式の招待状です。来週の土曜日に結婚しますから」

彼の顔は墨のように真っ黒になり、大股で私に歩み寄ると、歯を食いしばりながら声を潜めた。

「そこまでして俺を追い詰める気か?」

傍らにいる誰かが、くすくすと鼻で笑った。

「若草さん、付き合っている彼氏の姿さえ見たことないのに、誰と結婚するんですか?もしかして、リナちゃんが社長と結婚したのが羨ましくて、頭がおかしくなったんじゃないでしょうね」

リナの目が瞬時に赤くなり、唇を噛みしめながら言葉を紡いだ。

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