The Nightmare Begins

The Nightmare Begins

last updateTerakhir Diperbarui : 2020-12-22
Oleh:  Kat ThomasTamat
Bahasa: English
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Based in real life events*** Kit was surprised when her best friend Mitsuhide shows up at her door with the news of a sister she didn't know of. She stepped up and helped through the first part until they kept adding more and more to the situation. As he started to find his feet with dealing with everything that was surrounding his sister and her unborn babies he knew that he had met his match in Kit. She was everything that he wanted in his life and to help him with everything yet to come.That was until he got hit with the news that someone close to her had done this to his sister. He raged but at the wrong person. Will they work everything out or will the happiness end for both of them?

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Bab 1

1

佐藤祐介(さとう ゆうすけ)との結婚を2週間後にひかえ、夏川若葉(なつかわ わかば)は結婚をやめると言い出した。

「お姉ちゃん、婚約を解消したいの」

若葉は薄暗いアトリエに座っていた。モニターの光だけが、血の気のない顔をぼんやりと照らしている。

「どうして?9年間も祐介のことが好きだったんじゃないの?結婚式まであと2週間なのに、なんで今さらやめたいなんて言うの?」

若葉は息を深く吸い込んで、壊れそうな心をなんとか落ち着かせようとした。

「なんでもないの。ただ、急に好きじゃなくなっただけ」

夏川莉子(なつかわ りこ)は一瞬黙り込んだが、最終的には妹の決断を尊重することにした。

「わかったわ。

私が話をつけてあげる」

電話を切ると、若葉は再び動画を再生した。そこには、祐介と平野愛奈(ひらの まな)がキスを交わす姿が映し出されていた。

祐介が、そこそこ有名な自然ドキュメンタリーの監督であることは前から知っていた。仕事と動物への愛情が、なによりも強い人だってことも。

「俺のレンズには、動物以外のものは映らない。

君と俺の仕事を一緒にしないでくれ」

でも、そんな仕事一筋の祐介が、愛奈のために10話にもわたるドキュメンタリーを制作していたのだ。

祐介のレンズを通した愛奈は、甘えたり、はにかんだり、ときには怒ったりと、様々な表情を見せていた。

祐介は愛奈のすべてを記録していた。ベッドの中での姿さえも。

動画のなかで二人が裸で絡み合う姿を目の当たりにして、若葉は全身が凍りつくような感覚に襲われた。

そんなプライベートな動画を、祐介は自分にも撮らせようとしたことがあった。

なぜなら、それが祐介が唯一、愛してると言ってくれた時だったから。

胸の奥に、焼けた鉄の刃で貫かれたような痛みが走る。心は粉々に砕け、その破片が、深く食い込んで抜けない。

涙が止めどなくこぼれ落ちる。なのに若葉は、涙を拭うことさえ忘れ、吐き気をこらえながらそのドキュメンタリーを最後まで見続けた。

そのドキュメンタリーを見て、お見合いの日に、なぜ祐介が、自分の用意していた告白の言葉を遮ったのか、その理由をはっきりと理解した。

あの日、愛奈も実家のお見合いに参加していたからだ。

「結婚しよう」

祐介はたったその一言だけを投げ捨てて、背を向けて去っていった。

まるで、冷たい事務連絡のようだった。

若葉は真っ青な顔で、『愛奈』というタイトルの文書ファイルを開いた。

開いた瞬間、若葉は祐介の愛情あふれる文章に、信じられないほどの衝撃を受けた。

それはまるで、恋愛日記だった。二人が出会ってから恋に落ちるまでの数年間が記録されている。祐介は優しい口調で、愛奈の好みや嫌いなもの、デートした場所などを丁寧に綴っていた。それどころか……

数ページ読んだだけで、若葉は心臓を見えない大きな手で鷲掴みにされたように、息が苦しくなった。

祐介と愛奈は、人のいない公園や大学の教室、階段の踊り場など、ありとあらゆる場所で愛し合った痕跡を残していた……若葉が祐介に資料を届けに来たあの日でさえも、二人はドア一枚隔てた向こうで、体を重ねていたのだ。

胃の底からこみ上げてくる不快感。生理的な吐き気に、若葉は思わず口元を押さえてえずいた。

かつての愛情が激しかった分だけ、今の胸の痛みはより一層強くなる。

「俺の世界は、ずっと夜のままだった。君が現れて、ようやく光が差し込んだんだ」

祐介は愛奈のために30万字もの恋愛日記を書き、10話にも及ぶドキュメンタリーを制作した。なのに、若葉については、何も記録を残していない。

ツーショット写真さえ、一枚もなかった。

若葉がファイルを元の場所に戻し、アトリエを出ようとしたとき、ポケットのスマホが鳴った。祐介の友人からの電話だった。

「大変だ、祐介さんが重傷を負って、今病院に運ばれたんだ!」

複雑な気持ちを抱えながらも、若葉は急いで病院へ向かった。だが、手術室の前で顔を覆って泣いている愛奈の姿を見つけてしまう。

「うぅ……ごめんなさい……私をかばわなければ、祐介先輩が野生動物に襲われて、こんな大怪我をすることもなかったのに……」

愛奈は泣いていた。しかし若葉は、その涙の裏に得意げな色が見え隠れするのを感じ取っていた。

「どうしてあなたが祐介と一緒にいたの?なんであなたをかばって怪我なんて……」

隣にいた人が、若葉が愛奈を責めようとしていると思ったのか、慌てて割って入った。

「愛奈さんは祐介さんのゼミの後輩なんだ。先輩と後輩が一緒に撮影に出かけるなんて、普通のことだろ?」

二人の間のことなんて、若葉は知らなかった。

若葉が何か言い返そうとしたとき、手術室のドアが開き、ストレッチャーに乗せられた祐介が出てきて、彼女の注意を引いた。

祐介の様子を見ようと前に出ようとしたが、愛奈がその前に割り込み、若葉を乱暴に突き飛ばした。

「祐介先輩!」

祐介が重たいまぶたを何とか開けると、涙で目を潤ませる愛奈の姿が目に入り、少し面白おかしくなった。

「もう、泣くなよ。俺が死んだみたいじゃないか」

そばで二人のやり取りを見ていた若葉の心は、傷口に塩を塗られたようにずきずきと痛んだ。

あっという間に、病室は祐介を見舞う人々でごった返した。

皆が帰ったあと、若葉は静かに歩み寄った。

「怪我は……もう大丈夫なの?

祐介、次の撮影には、私も連れて行ってくれないかな?」

祐介は数秒黙り込んだあと、結局はもう数えきれないほど聞いた答えを口にした。

「あそこは危ないから、君を連れて行くのは心配だ」

若葉は声を詰まらせた。「じゃあ、どうして……いつも平野さんはそばにいるの?」

祐介は長いこと黙っていたが、やがてゆっくりと口を開いた。「愛奈は俺のゼミの後輩だ。勉強のために連れて行ってるだけだよ」

若葉は息を深く吸い込むと、婚約解消を切り出す決心をした。「祐介、話があるの……」

だが祐介は、くるりと背を向けると、平然と若葉の言葉を遮った。「何のことでも、君の好きにしていい。

疲れたから、もう休むよ」

9年間、ずっとそうだった。祐介の心は、自分に対して高い壁で閉ざされたまま。

でも今回は、もう待ちたくない。

若葉は誰もいない場所に移動し、ある人物に電話をかけた。

「前に言ってたこと、まだ有効?

来月からの世界一周旅行、私も連れて行って」
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Rebecca Daves
Rebecca Daves
Can’t find book 2, has it released?
2023-11-08 08:13:14
0
1
MsDreka1
MsDreka1
This is a really really good book
2023-06-11 11:40:08
0
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Vallen
Vallen
Such a well written book, and a good read. It’s bittersweet, my heart breaks that this was based on something that really happened, but I enjoyed the book because of how well it was written.
2023-01-29 20:33:21
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Julia Rebolo
Julia Rebolo
Great story but can’t find the 2 book anywhere???
2022-06-10 10:26:48
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Dawn Bullock
Dawn Bullock
absolutely love this story! is there a sequel to it??
2021-07-08 10:10:13
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