The flowing sadness

The flowing sadness

last update最終更新日 : 2024-12-18
作家:  NineStar 619連載中
言語: English
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概要

Loathefiya 's life turns miserably after viewing the death of her beloved mother and forever disappearing of her father. As her life turns darker, two couples rescues and adapte her in their own life. Getting along with different people how will the girl find the taste of happiness that was dragged away from her?. Will the flowing sadness take it's turn?

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第1話

The Turn of smile.

奏多は私を後ろから抱きしめると、指で私の身体を優しくなぞり髪をかき分けてうなじにゆっくりと唇と這わせた。

「あ、んっ……」

甘い吐息が漏れると、奏多は唇を離して顔を上げると私を愛おしそうに見つめて微笑んでいる。

「遥……」

「奏多……」

求め合うように名前を呼び合い指や足を絡めていく。ちょっと汗ばんで湿った肌と少し乱れた吐息が混ざりあり、愛おしさ熱に溺れていった。

私は、この時間と関係がずっと続けばいいのにと願いながら、そっと瞳を閉じた。

「―――――そんなことあるわけないだろ」

低くて冷たい声が頭の中に響く。

「んっ……!なんだ、夢か……。」

息を呑んで目を開けると、そこには見慣れた天井、誰もいない部屋が移りこんでくる。そう、これは所詮、ただの夢でしかないのだ。

住吉財閥の御曹司・住吉奏多と結婚したが、奏多はほとんど家に帰ってこない。奏多に愛されたくて、結婚してからこの二年間、料理や身支度など身の回りのことを全て行い、誠心誠意尽くしてきたが、奏多の瞳に私が映ることは一度たりともなかった。

(まだ二年よ……奏多にとってなくてはならない存在になれば、いつか私に振り向いてくれる日が来るかもしれない)

本当にそんな日が来るのかと思うながらも、そう自分を励ましながら、奏多が優しい声で私名前を呼び、見つめ合うと笑顔になる姿を見たくて、今日も奏多の帰りを待っている。

そんな奏多だったが、帰ってくる度に私のことを抱いた。最初は、その行為に愛を感じて恥じらいながらも求めらることに喜びを感じていたが、大きな勘違いだった。

「勘違いするなよ。俺はお前に気持ちはないし、好きでも何でもない。妻としての”奉仕”をさせたまでだ」

ある日、抱き終わってすぐに冷めた瞳で奏多はそう口にしたのだ。その瞬間、甘い余韻は波のように静かに消え去り、奏多の心がここにはないことを痛感させた。それからも頻度は変わらず私を胸に引き寄せてきたが、抱かれるたびに『この人は愛はないけれど欲のために私を抱いている』と虚しさがこみ上げてきた。

それでも、産まれてすぐに両親を亡くし施設で育ち、育ての親からも愛されずに使用人同然で扱われていた私にとって、奏多は初めてできた大切な家族で愛すべき人だった。

「はあ……どうすれば奏多は私に興味を持ってくれるのだろう。どうしたらこの関係が変わるんだろう」

大きなため息をついて奏多のことを考えていると、ベッドサイドにある時計の針は九時を指していた。

「あっ、今日は病院だった!急がないと遅れちゃう」

慌てて飛び起きて服を着替え騒がしく階段を駆けおりると、執事が私の急いでいる様子に気がついて声を掛けてくれた。

「奥様、お急ぎでしたら車を準備させます。」

「悪いからいいわ。一人で行ってくる。」

住吉家に嫁いで私も『奥様』と言われるようになったが、使用人として働いていた時間の方が長いので彼らに頼むのは気が引けて、未だに慣れない。

午前十時、なんとか予約の時間に間に合い病院の待合室の椅子に腰を下ろした。

幼少期の生活環境が原因で身体が弱くなった私は毎月の定期検診がかかせない。だけど、この日はいつもの検診ではなかった。もう生理が一か月半も訪れていないことに、一つの希望が頭の中を駆け巡る。無意識に指先で下腹部をなぞりながら、名前を呼ばれるのを静かに待っていた。

検査結果を待っている間、奏多との結婚生活のことを反芻した。

(子どもが出来たら、奏多も今までの生活を改めるかもしれない。子どもが私たちの関係をいい方向に変えてくれるかも)

「おめでとうございます。妊娠していますね。」

「え?本当ですか」

医師の言葉に喜びを隠しきれずに聞き返した。まだ私のお腹に小さな命が芽生えたなんて信じられないけれど、思わず笑みがこぼれ頬が緩む。待望の妊娠にお腹を優しく撫でた。

(私たちの元に来てくれてありがとう―――――)

そんな私に、森本医師は表情を少し険しくしてから付け加えた。

「ただし、遥さんは通常より子宮の壁が非常に薄いため細心の注意が必要です。少しでも無理をすると流産の可能性があります。」

(流産の可能性……?)

せっかく宿った命が産まれる前になくなってしまうことに恐怖で背筋が凍るような寒気を感じた。それでも、新しい命が今このお腹の中にいること、家族が増えることの喜びが大きかった。

(奏多にどうやって報告しよう……?)

想像すると頬が勝手に緩んでしまう。私は期待を胸に病院を後にした。しかし、家に戻った瞬間、玄関に並ぶ見知らぬ女の靴を目にした途端、音を立てて消え去った。

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