Therianthrope: A New Kind of Curse

Therianthrope: A New Kind of Curse

last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-07-15
โดย:  Jilgueraยังไม่จบ
ภาษา: English
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Lily is a human adopted by a family of werewolves. Her father, the alpha, asks her to help the legendary James Lacrosse investigate the death of two of the pack's teens and the attempted kidnapping of another.      James Lacrosse is famous for his monstrous shift. When he was thirteen he was kidnapped and missing for two years. He thinks the deaths and the kidnapping are linked to what happened to him when he was taken.     Can they figure out who is behind this before someone else suffers James's curse.

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บทที่ 1

-1- Lily

結婚して4年。周防律人(すおう りつと)の口癖は、いつも「待って」だった。

旅行に行きたいと言うと、彼は「プロジェクトが終わるまで待って」と言う。

結婚記念日を祝いたいと言うと、「会議が終わるまで待って」と言う。

実家に両親の顔を見に行きたいと言っても、「次の休みまで待って」と言う。

しかも今日は、私・周防汐里(すおう しおり)の誕生日だった。半月も前から、夜に時間を空けられるか彼に確認していた。

彼からは大丈夫だと返事をもらっていたので、私は午後をかけて彼の好きな料理を作り、帰りを待っていた。

けれど、夕方6時から夜9時を過ぎても、彼が戻る気配はない。

そのとき、テレビで今日のニュースが流れた。

「周防グループ社長が、雨の中『初恋の人』をお迎えしています!2人に復縁疑惑が浮上!」

聞き覚えのある名前に、反射的に顔を上げた。

そこには、傘を差し出し、薄着の女をしっかりと抱き寄せている彼の姿があった。

ビルからマイバッハまでは目と鼻の先だ。それでも彼は、彼女が濡れないように傘を大きく傾け、自分の肩をずぶ濡れにしていた。

スマホがラインの通知音を鳴らした。律人からのメッセージだった。

【用事があったんだ。すぐ帰る】

今までもずっと待つのが当たり前だったし、いつものように食卓でじっと待ち続けるつもりだった。

でも、ずぶ濡れになったスーツを見ていたら、もう待つのはやめようと、急に心が冷めた。

私は1人でロウソクに火をつけ、誕生日の願い事をした。

【これからの1年、私が幸せであるように】

これは結婚してから4年で初めて、律人のことを願わなかった誕生日の願いだった。

これまではいつも、律人と一生添い遂げられますようにと願っていたのに。

今はただ、自分の幸せだけを考えていた。

ロウソクを吹き消すと、ケーキにフォークを入れる。

ブルーベリー味。律人が好きな味だ。

自分の誕生日でさえ、全部彼の好みを優先してきた。

口に入れた瞬間、どうしても馴染めない酸味が広がった。

嫌いなものは、無理に好きになれるはずもない。

ケーキも、彼自身も。いくら慣れようとしても無駄だったのだ。

私はチケット予約サイトを開き、今夜、実家へ向かう最終の寝台列車を予約した。

結婚してからは、一度も実家に帰っていない。

帰りたいと言うたびに彼は「忙しい。時間ができたら今度一緒に行こう」と繰り返すだけだった。

私は待ち続けた。けれど、彼の言う「今度」は一度も訪れなかった。

今日こそ、彼を待つのはやめよう。私は一人、実家へ向かった。

スーツケースを持って玄関へ向かうと、まだテレビでニュースが流れていた。

まだ出発しない車に向かって、記者が窓越しに食い下がっている。

「周防社長、雨の中わざわざ初恋の女性を迎えに?奥様に知られたら怒りませんか?」

「そんなことはない。ただの昔からの友人を送るだけだよ」いつもならこうした質問に答えない彼が、珍しく口を開いた。その声は余裕たっぷりだった。

「それに妻は物分かりのいい人だ。怒るなんてありえないし、今も家で待っているさ」

最後の言葉が終わるのを見計らったように、私はスーツケースを持ってドアを開けた。

彼の言葉を耳に入れながら、私は皮肉に笑って玄関のドアを閉めた。

律人は知らない。私がもう二度と、彼を待つつもりはないということを。

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