أسيرة قلبه "

أسيرة قلبه "

last updateTerakhir Diperbarui : 2026-06-19
Oleh:  شوشو احمد Tamat
Bahasa: Arab
goodnovel4goodnovel
10
4 Peringkat. 4 Ulasan-ulasan
55Bab
1.6KDibaca
Baca
Tambahkan

Share:  

Lapor
Ringkasan
Katalog
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi

"بين دقات قلبٍ أقسم أن يحميها، وسطوة يدٍ رسمت لها حدود عالمها.. وجدت 'نور' نفسها عالقة في المنتصف. هل كان حبه لها خلاصاً من قيود المجتمع، أم كان القفص الذهبي الأكثر قسوة؟ في رواية 'أسيرة قلبه أم أسيرة سلطانه'، تنكشف الأقنعة لتطرح سؤالاً واحداً: عندما يمتلك الحبيب السلطة المطلقة، هل تبقى للحب بقية؟"

Lihat lebih banyak

Bab 1

الفصل الأول:

結婚して2年、水瀬一花(みなせ いちか)が引き出しの整理をしている時、婚姻届受理証明書がうっかり破けてしまった。

それで再度発行してもらおうと役所へ行き、申請すると、職員が困惑して言った。「申し訳ございません。既婚である事実は確認できませんが」

「そんなまさか、結婚してもう2年なんですよ?」一花はそう言うと、真っ二つに破けてしまった婚姻届受理証明書を職員に渡した。

職員はしっかりと三回確認して、パソコン画面を見つめながら一花に言った。「本当に結婚手続きされた記録は確認できません。それに、この判子も役所のものとは少し違うようです……おそらく、偽物でしょう」

あまりの出来事に気が動転して役所を出てきた一花のもとに、一本の電話がかかってきた。

「水瀬様でいらっしゃいますか?こんにちは、私はお父様からご依頼を受けた弁護士です。財産相続の件でサインをいただきたいので、河野総合法律事務所までお越しいただきたく存じます。お時間ございますでしょうか?」

詐欺電話かと思い、一花が電話を切ろうとしたその瞬間、相手が突然こう言った。「水瀬様、お母様の水瀬雪乃(みなせ ゆきの)様が、20年前に水瀬様を市内のひかりの丘学園の前に置いていかれました。調査した結果、あなたは南関市のトップに君臨する財閥家出身である西園寺匠(さいおんじ たくみ)の血を引いている唯一の娘様だったのです」

それを聞いた瞬間、一花はその場でピタリと体の動きを止め、すぐに弁護士事務所へと向かった。

彼女は弁護士から今までの人生において、最も衝撃的な話を聞かされたのだった。

彼女の実の父親は西園寺匠であり、西園寺家は莫大な資産を持つ財閥家である。彼は先月亡くなり、彼名義の株、不動産、会社を全て合わせると余裕で兆を超えていた。そして一花は彼の血を引く娘だったのだ。

あまりの衝撃で頭が追いつかない中、弁護士が突然質問してきた。「水瀬様はご結婚されていますか?お子様は?」

その瞬間、夫のあの顔が脳裏に浮かび上がった。

それからカバンの中の偽造された婚姻届受理証明書のことを思い出し、彼女はペンを持つ手に力を込めた。「2時間ほど待ってもらえませんか。少し確認したいことがあるんです」

弁護士事務所を出ると、一花はまっすぐに夫の会社へと向かった。

夫である黒崎慶(くろさき けい)のオフィスのドアは少しだけ開いていて、一花が押し開けようとした時、大人の女の甘ったるい声が聞こえてきた。

「慶、私たち結婚して5年よ。一体いつになったら、みんなに公表してくれるの?」

一花は瞬時で固まってしまった。

この声には聞き覚えがある。大学時代の指導教員である柏木綾芽(かしわぎ あやめ)だ。

綾芽は慶よりも6歳年上なのだが、年上であるだけでその美貌やスタイルはまさに女優並みだった。

大学の中で綾芽は男女問わず人気があった。さらに大学で一番の指導教員だとも謳われていた。

一花が息を殺し、音を立てないようにしていたその次の瞬間、夫のあの常に優しく魅力的な声が響いてきた。

「会社はもうすぐ上場するだろう。まだまだ彼女には力になってもらわないといけないんだ。それに、じいちゃんが昔残した遺書には、君を黒崎家に入れるなとある。もし、今俺たちの関係を公表してしまえば、きっとばあちゃんから君がひどい目に遭ってしまうよ。それじゃ俺はとても耐えられないよ……」

一花はもう頭の中がパンクしてしまい、口元をしっかり手で押さえて、喉元からあがってくる嗚咽を漏らさないように必死に堪えていた。

あの破れた婚姻届受理証明書を恐る恐る繋ぎ合わせて、まるで大事な宝物のようにそっとカバンの中になおした。

初めから彼女はこの二人の手のひらの上で踊らされていただけだったのだ。

そして一花は急いで会社を出ると、すぐに電話をかけた。彼女は深呼吸し、さっきとはまるで別人のように冷静な声でこう言った。

「河野弁護士、財産相続の書類に今すぐサインします。

それから、私は未婚で子供もいません。すべての遺産を私一人で相続します」

その手続きを済ませると、一花は家まで車を走らせた。その途中ずっとぼうっとしていて、うっかり後ろから衝突されてしまい、額に軽い傷ができてしまった。

病院で傷の手当てをしてもらい、何かを思い立ったかのようにそのまま産婦人科へと向かった。

検査結果を受け取り、一花はようやく憂いがなくなりスッキリした。

「つまり……子宮には何も問題がない、ということですよね?」

「そうですよ。検査結果を見ると、お体はとても健康そのものです」

「妊娠できますか?」

「もちろんですよ」

「じゃあ、夫婦の夜の営みにも影響はないってことですよね?」

一花のその言葉を聞いて、五十過ぎの女性医師は少し気まずそうにしていた。「そこまで説明する必要がありますかね?」

しかし、結婚前の検査では、慶が彼女の検査結果を見て子宮に大きな問題があり、妊娠できないだけでなく、性行為をすると体は取り返しがつかなくなるほどダメージを受けると説明したのだ。

「それでも、君と結婚したいんだ」と当時、慶は一花の手を握りしめて優しい決意の眼差しで見つめてきた。「一生、君しかいないよ」

その誓いのために、二人は猛反対する黒崎家に立ち向かったのだ。

一花は直に義父が湯飲みを激しく床に叩きつけ、怒鳴り散らすのを目の当たりにした。「世継ぎを生めないような女なんかと結婚する気か」

慶の母親は家族が集まっている中、親戚に泣きながら訴えた。「うちの慶はとんでもない女に騙されてしまったわ」

しかし、毎回彼は笑顔で言っていた。「家族の言うことは聞かなくていい、俺がいるからね」

2年という結婚生活の中、義母はことあるごとに一花を責めた。「子供を生めない役立たず」だの「子供が生めないくせに、結婚して何になるっていうのよ?」という言葉がまるで呪いのように一花を苦しめ、彼女は長きに渡り不眠の夜を過ごした。

一花が交通事故にあったという知らせを受けて、慶はすぐに病院まで駆けつけてきた。

真っ白なシャツを着た、一メート八十を超えるスラリとした長身の彼が勢いよく駆けてくるのを見て、一花は6年前の彼との出会いをふいに思い出した。

二人が初めて出会ったのは、指導教員である綾芽のオフィスで、同級生の代わりに書類を持って来た時のことだ。その時、慶はちょうど綾芽と何かを話し合っていて、視線を上げると一花と目が合い、礼儀正しく会釈だけした。

それからというもの、4年に渡り彼から猛アタックされたのだ。

慶は誰もが認める大学のアイドル的存在だった。そのルックスは言うまでもなく、成績優秀で、家柄も申し分ない男だった。

それに彼は女性を口説く時は非常に積極的で、誰に対しても優しく穏やかな性格をしているものだから、そんな彼を拒否できる女の子などほとんどいなかった。

そして一花も例外ではない。

彼女は孤児として育ち、性格はクールで誰かとグループを作って群れることなく一匹狼だった。そんな彼女でも、他の女の子たちと同様に、慶からの猛アタックには負けてしまった。

病院に駆けつけてきた慶は一花に何を話しかけても反応が返ってこなかったので、彼女が事故でショックを受けていると勘違いした。そしてすぐ一花を抱き寄せた瞬間、彼女は反射的に彼を力強く押し退け、立ち上がった。

「行きましょ」

短くそう吐き捨てると、一花は慶の横をスッと通り過ぎていった。

以前とても落ち着ける場所だった彼の懐は、今ではただ不快でしかなかった。

車に戻ると、慶はやはり一花の状態を心配していた。

「何があった?今までは運転にはかなり気をつけていたのに、今日は一体どうしてしまったんだ?」

「……」

一花は慶に返事はせず、自分の手に視線を落とした。すると指にはめられた大きな輝くダイヤの指輪が目障りに映った。

一花に無視されても慶は全く意に介さず、自然に彼女の手を握った。

そしてまた、一花はその手を避けた。

「なんで怒ってるんだ?分かったよ、言いたくないなら無理に聞かないから。

今日うちに重要なお客様が来たんだよ。家政婦さんには君の好きな料理をたくさん作ってもらってるんだ。君のご機嫌がそれで直るといいんだけど」

一花にこのような態度をされても慶は非常に優しかった。しかし、彼にこう優しくされればされるほど、一花は笑いたくなってくる。

「気持ちを切り替えて、怒らないで、ね。今忙しいのが終わったら絶対君と一緒にいる時間を長くするから。最近会社は上場する準備で、とっても忙しいんだよ」

慶は一花の機嫌が少し直ったと思い、笑顔を見せた。

「そうね、怒ってないで気持ちを切り替えなくっちゃね、私って本当に彩り豊かな人生を送っているわ」

一花のその言葉に隠れた意味を、慶は理解していなかった。

黒崎家の豪邸は、南関市の一等地である峰葉ヒルズにあり、その敷地面積は150坪以上だ。

しかしそれは、一花が大学を卒業して自分の事業を諦め、彼の会社に尽力した結果得られたものだった。

家に到着してすぐ、楽しそうな笑い声が二階から聞こえてきた。

男の子に、それから優しい女の声だ。

男の子は、一花と慶が結婚してすぐに養子として迎えた子で、今年5歳、名前は黒崎颯太(くろさき そうた)と言う。

一花が視線を上げると、そこには5年間会っていなかった綾芽の姿があった。今やそれを見てもまったく驚くこともない。

綾芽はブルーのニットスカートに、ウェーブがかったロングヘア姿だ。30歳を過ぎているが、まだ20歳を少し超えたくらいの若々しい顔で、輝くオーラを放っていた。

「一花、一体誰が遊びに来たと思う?」

横から聞こえる慶の低いその声からは喜びがにじみ出ていた。

一花は初めてこの横にいる男がここまで気分を向上させているのを見た。

普段、彼がいくら一花を気遣い、優しくしてくれたとしても、今のようにここまで嬉しそうに気持ちを興奮させることはなかった。

それは無意識のうちに溢れ出す、男が愛する女性へ向ける時の情熱のエネルギーなのだろう。

「柏木先生?」一花はわざと眉を寄せて驚くふりをしておいた。

しかし、内心は嫌悪で満ち溢れている。

この時、目の前にいるこの綾芽は大らかで優雅、さきほど会社のオフィスで見せていた甘ったるい様子など微塵も見せなかった。

「水瀬さん、お久しぶりね」

綾芽はすぐに颯太の手を繋ぎ、二階から降りてきて、心を込めて一花に挨拶をした。

そして一花は颯太のほうを見た。

慶は結婚後すぐに一花に相談してきて、以前彼女が暮らしていたひかりの丘学園から男の子を養子として迎え、黒崎颯太と名付けたのだ。

この子を養子とすれば、黒崎家の年配陣の要求に応えることができ、二度と一花に子供のことで責めることはないという名目だった。

その時、一花は慶が自分のためにそう考えているのだと思い、すぐに同意したのだ。

それがまさか、颯太を養子として世話をしてきた2年、ここまで苦労するとは思ってもいなかった。

この子は気性が激しく、何か面白くないことがあると、まるで彼女に敵意があるかの如く、すぐに何か物を一花に投げつけてくるのだ。

しかもある時、彼は一花のいる目の前で、慶に本物の母親を返せと騒いだこともあった。

一花の我慢が限界に達し、慶に養子として育てるのはやめたいと訴えたことがあるが、彼はいつも彼女をどうにか説得してきた。

颯太には母親がいなくて可哀想だから、一花にはもっと寛大な心で受け止めてやってほしいと言うのだ。そして一花も小さい頃に両親に捨てられたじゃないかと、孤児であることを思い返させるのだ。

そして今、颯太がしっかりと綾芽の手を握っている光景を見て、慶が自分に対して行ってきた態度を合わせると、全てが繋がった。

慶と綾芽は結婚してもう5年、颯太は5歳だ。

黒崎家は綾芽を嫁として迎え入れる気はなかった。それで……慶は一花を騙し、うまく利用してきたということなのだろう。

食事の間、慶と颯太はひたすら綾芽におかずを取り分けてあげ、この三人で楽しい雰囲気を作り上げていた。そして傍でただ黙々と食べている一花は蚊帳の外だった。

「一花、柏木先生はね、最近育児に関する書籍を執筆中なんだ。先生は静かな環境で集中したいそうで、ちょうど会社のほうも忙しいし、君がやることも多いだろう。だからさ……」

そしてタイミングを見計らって、慶は茶碗と箸をテーブルに置くと、一花に向かってこう言った。

「それで、柏木先生には暫くの間ここで暮らしてもらおうかなって。彼女も忙しい君に代わって颯太の世話をしてくれるって、この子も先生のことがとても気に入ってるみたいだしね」

それはもう滑稽でしかない。

こそこそと裏で結婚し5年もの間好き勝手楽しむのに飽きたらず、今度は正当な理由をつけて、この女をここに住まわせようということか?

一花はまるでその言葉など聞こえなかったかのように、ゆったりと食事を続けた。

その場の空気は瞬時に凍り付いた。

慶は少し気まずそうに声を小さくして彼女に注意した。「一花、君に話しかけてるんだよ」

すると、一花が茶碗をテーブルに置く音がカチャンと響いた。

一花が口を開く前に、綾芽がすぐに声を出した。

「ごめんなさいね。私のせいだわ。あなた達を困らせちゃって。水瀬さん、慶君はただちょっと提案してくれただけなのよ。彼もあなたが仕事が忙しいうえに、家のこともしないといけないから、それを心配しているの。それに颯太君のお世話だって、とても大変だろうし、私がお手伝いを……」

「嫌だ!僕は綾芽さんにいてほしいの!」

そう言うと、綾芽の隣に座っている颯太がすぐに不満を漏らした。

綾芽が話している途中で、彼はすぐに箸を投げ捨ててテーブルを叩き始めた。

「颯太君、そんなことしちゃダメよ……」

「颯太、はしたないわよ!」

彼の様子を見てすぐに止めに入った綾芽と、普段の癖で颯太を叱責する一花の声が同時に響いた。

すると颯太は一花をギロリと睨みつけ、腹を立ててコップに入った水を一花にぶちまけた。

Tampilkan Lebih Banyak
Bab Selanjutnya
Unduh

Bab terbaru

Bab Lainnya

Ulasan-ulasan

Soly fadel
Soly fadel
أيهما سيفوز بها؟!
2026-06-10 07:24:58
0
0
Soly fadel
Soly fadel
هي تحب هادي أم يونس؟
2026-06-10 07:24:48
0
0
Soly fadel
Soly fadel
جمييييبييلة
2026-06-02 06:32:02
1
0
Soly fadel
Soly fadel
بداية جميلة بالتوفييييق
2026-05-23 03:24:16
1
0
55 Bab
الفصل الأول:
"أسيرة قلبه" البارت الأول: ليلة القدر يونس…اسم وحده كان كفيل يزرع الخوف في قلوب الجميع.رجل غني بشكل فاحش، يملك نفوذًا لا حدود له، وقلبًا مات منذ سنوات.لم يكن يؤمن بالحب، ولا بالارتباط، فقط المال والسيطرة… وكل فترة كان يشتري فتاة جديدة لتعيش داخل قصره الفخم لبعض الوقت، ثم يطردها عندما يملّ منها، وكأنهن مجرد أشياء تُشترى وتُستبدل.لكن هذه المرة كانت مختلفة…سارة، الفتاة الفقيرة التي باعتها الحياة قبل أن يبيعها البشر، دخلت عالمه مجبرة، خائفة، تحاول النجاة من رجل لا يعرف الرحمة.كانت تكرهه منذ اللحظة الأولى، وتحاول الهرب منه بكل الطرق، بينما كان هو يظن أنها لن تكون مختلفة عن غيرها.إلا أن سارة لم تنحنِ له…واجهته بعنادها، بدموعها، وبقلبها النقي الذي لم يفسده العالم رغم قسوته.ومع مرور الأيام، بدأ يونس يشعر بشيء لم يعرفه من قبل…الخوف من خسارتها.لكن هل يستطيع رجل مثله أن يحب فعلًا؟وهل ستسامحه سارة بعدما أصبحت أسيرة قلبه؟وقف يونس أمام السيارة، وبجواره صديقه ساهر، يضع يده في جيب بنطاله وينظر ببرود إلى الفتيات الجالسات داخلها. أما هي، فكانت ترتجف في مقعدها، تتوسل لذلك الرجل البغيض أ
Baca selengkapnya
الفصل الثاني:
أسيرة قلبه - البارت التاني*> حزينةٌ هي تلك الفتاة. > أنهكها الفقر، وأذلّها الجوع، وسرق منها الأمان. > وجدت نفسها وحيدةً في هذا المأزق، تحارب المجهول بقلبٍ مرتجف وعينين لا تجدان أين تستريح> أصعب ما يمكن للإنسان أن يفقده هو أن يفقد الأمان. > شعورٌ أن تكوني غريبةً في وطنك، > أن تُخفي أوجاعك خلف ابتسامةٍ سخيفة، > أن ينفطر قلبك نصفين ولا تستطيعين البكاء. مرّ اليوم بسرعة على الجميع في قصر آل السوالم، إلا هي. لم تفعل شيئًا غير الصلاة والدعاء لربها أن ينجيها وينجيه. كانت تناجي خالقها وهي على يقين أنه أعلم بها، معها، ولن يُحزنها.دخلت راضية وهي تحمل الطعام. طرقت الباب كثيرًا فلم يأتها رد، ففتحته ودخلت. توقفت مندهشة حين رأت سارة ساجدة تصلي. سرحت فيما رأت حتى سقطت الصينية من يدها، وانسكبت الشوربة الساخنة على قدميها. صرخت راضية من شدة الألم.قطعت سارة صلاتها وهرعت إليها. لم تعرف ماذا تفعل، فخلعت حجابها، وأمسكت بدورق الماء من على الكومود، وبدأت تعمل كمادات على قدم راضية التي تصرخ من الألم. راضيه تبكي، وسارة تبكي معها. لكن بكاءها كان من أجل راضية. قلبها لا يحتمل أن ترى أحدً
Baca selengkapnya
الفصل الثالث:
"أسيره قلبه "- الفصل الثالثيونس فتح باب البلكونة ودخل. كانت سارة قاعدة على الأرض بتعيط، متكوّمة وبتداري نفسها. شعرها نازل على وشها مبلول من دموعها، وحاطة ملاية ساترة بيها جسمها.كان داخل ووشه كله شر، بس أول ما شاف حالها هدّي. قرّب منها وهي بتلم نفسها أكتر ومرعوبة. شكلها كده شده أوي، واتمنى تكون ليه هو وبس.قرب منها وحاول يوقفها، بس هي رفضت عشان الملاية اللي حاطاها على نفسها متقعش. شدّها فوقفت، وبان جزء من جمالها. هو مش أول مرة يشوف حد باللبس ده، لكن أول مرة حد يلبسه ويستر نفسه فيه.شعرها الأسود نازل على وشها مبلول من الدموع، وكل ما نفسها يعلا يلاقي الخصل دي تلزق على خدّها فتهزّ راسها خفيف تبعدهم، بحركة لا إرادية فيها كسرة وبنت ناس.يونس وقف مكانه، ونفسه اتكتم. مش عارف يبص فين. عينيها؟ وارمة من العياط، بس فيها حياء يوجع القلب. صوت نفسها؟ مكتوم، خايفة حتى نفسها يسمعه. إيديها؟ ماسكة طرف الملاية كأنها بتحارب الدنيا كلها عشان تستر نفسها.اتمنى لو الزمن وقف هنا. اتمنى لو يقدر يشيل من على وشها الخوف ده كله ويحطه في قلبه هو.قرب منها خطوة، وهي لمت نفسها أكتر، وعينيها اترفعت
Baca selengkapnya
الفصل الرابع:
أسيره قلبه الفصل الرابع وقعدت تبكى من شدة وجعها ، اتمنت لو تطلع قلبها وتديه لربيع بدل عمر. "خدني أنا، موتني أنا، بس سيب أخويا… سيب ضنايا."في اللحظة دي سارة مابقتش بنت بتتكلم. بقت أم مفجوعة، وبنت مكسورة، وإنسانة وقفت على حافة الجنون ولسه ماسكة نفسها عشان خاطر صوت أخوها اللي ممكن تسمعه في أي لحظهسكت شوية وأنا مش عارفة أعمل إيه. هو اتكلم بهدوء وقال: كان ممكن أموتُه بس قلت لا حرام. فأخدته وفي مكان ميخطرش على بالك خبيته. يا تعملي اللي هقول عليه، يا يموت زي أبوه وأمه. وطبعًا انتي عارفة الإدمان ملوش سن، ممكن وأنا عندي أخليه مدمن. ممكن أشوّه وشه الجميل اللي زي وشك ده."قرب ومسك وشي وأنا قرفانة منه ومشمئزة. كمل كلامه: "عمومًا الحلول كتير. ممكن بعد ما أموتُه نرميه للسمك في النيل، مش مهم. الأهم إني هحرق قلبك عليه، ووعد أصوّرهولك فيديو واحنا بننفّذ."فتح تليفونه واتصل بحد فيديو وقرّب التليفون ليا. شفت عمر مربوط في مكان يخوّف، مكان مهجور. قال ليا: لو سمعت صوتي أو صوتك وحد عرف إني خاطف أخوك، انسَها. رجالتي هتعمل اللازم. ولو بنت أبوكِ بلغتي الشرطة، انتي تزوري أخوك مع أم
Baca selengkapnya
الفصل الخامس:
"أسيرة قلبه" *الفصل الخامس -يونس: اعتبر ده تهديد يا عيسى، واعتبر إنك خلاص فقدت ثقتك فيّ.عيسى: اعتبر إني تعبت وأنا بغضّ عيني عن حالك المتغيّر يا ابن عمي. عن إنك تركت صلاتك، وعن سهرك وغيابك في مصر. ولا فاكر إني مش عارف عمايلك هناك؟ لأ، عارف. وكل صلاة بدعي إن حالك ينصلح وتعقل وتستقر. أنا صابر عليك علشان عمي، وعلشان غلاوة راضية. وكل يوم بقول بكره حاله ينصلح. لكن توصل بيك تجيب نسوان بيت السوالم زي ما بتجيب في شقة مصر؟ لأ، وألف لأ.يونس: انصدم إن عيسى عارف عنه كل شيء.هادي الشماتة باينة عليه، وحاسس بانتصار كبير إن عيسى ويونس زعلوا من بعض. ولسه طبعه هو؛ على استعداد إنه يولّع بينهم نار، المهم ما يكونش يونس أحسن منه في نظر عيسى. أما يارة، الغيرة والفضول مولعين فيها، خصوصًا ويونس واقف وسارة محتمية فيه.يونس تجاهل الكل ووجه كلامه لسارة: اجهزي، هنمشي.راضيه: لأ، مش هتمشي. مفيش حد ماشي، ولو حد لازم يمشي، تبقى هي تمشي، لأن ملهاش صفة هنا. لكن أنت ده بيتك زيك زيهم، تمشي ليه؟يونس: أمشي لأن جوزك حكم وصدّقك وأصدر حكمه، وأنا رضيت. همشي يا عيسى ومش جاي، وانت عارف إني مش هكسر كلمتك أبدًا.هنا اتدخلت سا
Baca selengkapnya
الفصل السادس:
"أسيرة قلبه "الفصل السادس: صياد أخر ظل واقف ساكن، جسمه مختفي في عتمة البلكونة، وعينه ثابتة على سارة. هي قاعدة على طرف السرير، شاردة، دموعها لسه مبللة رموشها، ومش حاسة إن في حد بياكلها بنظره.هو شافها من أول ما دخلت البيت. شاف انكسارها، شاف الكبرياء اللي لسه واقف في ضهرها رغم كل اللي اتكسر جواها. شاف الطُهر اللي بيبان في ملامحها حتى وهي منهارة.وف قلبه حاجة اتحرّكت… مش شفقة. طمع. طمع راجل اتعود ياخد اللي يعجبه، ويكسر اللي يقاومه.همس لنفسه بصوت واطي أوي: "دي غيرهم… دي لو اتكسرت، كسرتها تسوى عمر."بيتمنّى يقرب، يمد إيده ويسحبها لعالمه. عالمه اللي مفيهوش صلاة ولا أمان، فيه بس صوته هو، وأمره هو، وخوفها هي. بيتخيلها جوّه عرينه… ساكتة، مرعوبة، ومش قادرة تهرب.إيديه اتقبضت لحد ما عروقها بانَت. نفسه يتحرك دلوقتي، يطفي النور اللي في عنيها ويخلّيه ظلمة زيه. بس صوت راضية وهي بتفتح الباب رجّعه خطوة لورا.رجع للظلمة، بس نيّته ما رجعتش. "مش دلوقتي… بس قريب. الفرصة هتيجي، وأنا ما بسيبش فرصة تفلت."وسارة؟ لسه مش حاسة. لسه بتدعي ليونس وعمر، ومش عارفة إن في عين بتتابعها دلوق
Baca selengkapnya
الفصل السابع:
*أسيرة قلبه * الفصل السابع: انهيار وإنقاذالكل اتخض لما سارة وقعت. جرّوا عليها، وعمر بيهزّها وهو بيصرخ: عمر: أبلة راضية! هاتي تلج بسرعة! راضيه جريت تجيب برفان، ويونس… قلبه اتخلع من مكانه.شالها وحطّها على الكنبة، وهو وعمر بيحاولوا يفوقوها، بس وشّها أصفر وجسمها ساقع زي التلج.يونس بصوت مبحوح:يحي! فين يحي؟ هادي ظهر فجأة: في إيه يا يونس؟ بتزعق ليه؟ يحي مش هنا. يونس: مش وقته يا هادي. طلّع العربية دلوقتي!هادي شاف المنظر، جري على العربية. يونس شال سارة ونزل وراه، وراضيه وعمر وراهم.---في العربية:يونس نيم سارة في الكنبة الخلفية على رجل راضية، وعمر قاعد جنبه بيعيط:عمر: كله بسببي… أنا السبب. ويونس بيفرك إيده، عينه على سارة ومش شايف غير وشّها الأصفر.هادي ركب وساق، بس كان سايق على مهله في الأول، عينه في المراية بيراقب يونس. شافه على أعصابه، شاف الرعشة في إيده، شاف الخوف اللي مالي وشه. وابتسم ابتسامة باردة.يونس بعصبية: دوس بنزين! هادي ببرود متعمّد: أنا دايس أهو. أكتر من كده إيه؟ يونس: اركن، أنا اللي هسوق. هادي وهو بيضغط على البنزين زيادة بس مش كفاية: اهدى يا يونس،
Baca selengkapnya
الفصل الثامن:
*أسيرةقلبه* الفصل الثامن : حدود وكبرياءسارة وقفت أمام ياره، عينيها ثابتة وصوتها هادي جدا لكنه حاد وحاسم وقالت: سارة مين حضرتك؟ حد قالك إني بيبي سيتر؟ أنا ضيفة هنا والحمد لله مدة الضيافة خلصت. راجعة بيتي حالًا، ولا فكراني ما عنديش بيت؟ واحترامًا للأستاذ يونس وراضية هسكت… غير كده كان عندي رد يزعلك.ياره فتحت بوقها ترد، بس يد يونس سبقتها. مد إيده قدام سارة يمنعها تكمل، وبص لياره بنظرة تخلي الدم ينشف في عروقهايونس: بصي يا ياره… اتجنبيني واتجنبي المشاكل معايا. سارة ما تنفعش تشتغل عندك، ولسبب إنتي ما تعرفيهوش… دي مش بس ضيفة، دي ضيفة يونس سالم ولا نسيتي مين يونس سالم ال يقدر يشتري بلدك كلها انا ان كنت عايش هنا فده اكرام ل راضيه اختي وبس غير كده انا عامل ل عيسي خاطر وعموما انا قادر أشتري عشرة زيك يخدموها. وبالمناسبة، أصلها أرقى وأفضل من ناس كتير عارفة نفسها… ناس بتتشرى بالفلوس، وهي مش منهم ولا هتكون.الكل سكت. حتى هادي اللي كان هيرد، بلع كلامه لما يونس بصله وقال: يونس: ولا كلمة. عرّف مراتك حدودها يا ابن عمي بدل ما تندم.. الكلام خلص، وسكون تقيل نزل على الصالة.
Baca selengkapnya
الفصل التاسع:
*أسيرة قلبه* *الفصل التاسع: على مرأى من القدر*في تلك الليلة اجتمع الجميع. دعت ياره صديقاتها وقريباتها لتُريهنّ ما وصلت إليه من نعيم، لتتباهى أمام أعينهنّ بعزٍّ لم تعرفه من قبل. التفّ المدعوّون حول الكعكة، والأضواء ترقص على وجوههم، وسارة واقفة على بُعد خطوات، كأنها طيرٌ يخشى أن يُكسر جناحه لو اقترب أكثر. لكن عيني يونس لم تفارقها لحظة. كانتا تتبعانها في صمتٍ حارٍّ لا يُخفي شوقًا ولا يخجل من اعتراف.انطفأ النور فجأة، فتسلّل يونس إليها بخطى هادئة. وعندما عاد الضياء كان واقفًا بجانبها، وفي يده علبةٌ مخمليةٌ تحتضن الشبكة. قال بصوتٍ هادئٍ لكنه حمل في طيّاته عمرًا من الكتمان:- أحبكِ… أعشقكِ… أريدكِ شريكة أيامي، وسكنًا لقلبي.خفضت سارة بصرها، واحمرّت وجنتاها خجلًا. ارتجف قلبها بين ضلوعها، كعصفورٍ وجد عشه أخيرًا بعد طول طيران. لم تمدّ يدها، فخاف يونس أن يكسفه صمتها.اقترب عمر، وأمسك يد أخته ووضعها في كفّ يونس وقال بصدقٍ لا لبس فيه:- أنا موافق. ولأول مرة منذ زمنٍ طويل، أطمئنّ على أختي… لأنها ستكون لرجُلٍ مثلك.ابتسمت راضية وقالت:- وأنا موافقة. يوم الهنا يا ابنتي.نظر يونس إلى س
Baca selengkapnya
الفصل العاشر:
"أسيرة قلبه "الفصل العاشر: سوء فهم كاد يقتل الحب كان لازم أهرب من سكاتي وقولت مش هكدب عليهأجمل مكان روحته في حياتي هو البراح اللي في عينيه ها قد أتى الصبح، وسارة لم تذق طعم النوم من فرحتها. اشتاقت لبيتها، اشتاقت لقبر أبويها، اليوم تجتمع بامانها وسر قوتها ذالك العوض كما اسمته عن كل ما احزنها من اليوم لم يعد للحزن مجال الحب هو طريقها فهى عشقته حد. الثماله قلبه يدق له فقط تحي علي حبه حتي وان لم تخبره بذالك لكنها لا تنكر هذا فى داخلها ابدا اليوم ستُحقق حلم والدتها أخيرًا… ستشتري فستان فرحها من المكان الذي طالما تمنّت الأم أن تشتري منه.صلّت الفجر، ودعت ربّها وشكرته على ما أعاد إليها من سعادة. منّ عليها بدفء العائلة من جديد، بين راضية وبناتها، ومع عيسى ويحيى. أما مع يونس… فكانت تشعر بالأمان. لم تعد تحبّه فحسب، بل صار هو ملاذها، ومصدر طمأنينتها. سارت تحمد الله على هذه الفرحة التي زارتها من جديد، وتمنّت من قلبها أن تدوم.تجهّزت للخروج مع يونس كما اتفقا على الخروج مبكرًا، لتجلس طويلًا عند قبر أبويها. أما يونس، فكان مشغولًا بالتجهّز للقائهما. وما إن دخل ليستحمّ حتى فُتح با
Baca selengkapnya
Jelajahi dan baca novel bagus secara gratis
Akses gratis ke berbagai novel bagus di aplikasi GoodNovel. Unduh buku yang kamu suka dan baca di mana saja & kapan saja.
Baca buku gratis di Aplikasi
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status