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第7話

Author: ミシェル
エイドリアンは中庭の門を押し開け、大股で入ってきた。

私が動く間もなく、彼は私の手から野の花を叩き落とし、私を自分の背後へ引き寄せた。

「お前は誰だ」

彼は私の前に立つ若い男を睨みつけた。

「俺の婚約者に近づくな」

中庭にいた全員の手が止まった。

マテオは片手を上げかけたまま、固まっていた。

「エレナ?」

彼は私を見た。

「君の知り合い?」

私は手首を振りほどいた。エイドリアンに掴まれた場所には、微かな痛みが残っていた。

「知らない人よ。

道を尋ねられただけ」

エイドリアンが鋭く振り返った。

「エレナ、今何と言った?」

私は彼を無視してしゃがみ込み、花を拾い上げてマテオに返した。

「マテオ、ごめんなさい」

マテオは表情をこわばらせたまま、花を受け取った。彼は一歩下がったが、エイドリアンの視線は私たちの間に向けられたままだった。

「何日も姿を消して、この男に会うためにここに来ていたのか?

俺がどれだけお前を探したか分かるか?

みんながどれほど心配しているか分かるか?」

私は彼を見つめた。

顎には無精髭が伸び、目は血走り、シャツの襟は皺だらけだっ
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