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209話

Author: 籘裏美馬
last update publish date: 2026-01-26 19:21:33

志木チーム長の名前を聞いた瞬間、涼子の顔色が──?

私は全然その事に気づかなかった。

「そうなんですか!?全然気付かなかったです……」

「ええ。志木チーム長と御影専務が話している時……。それまでは興味無さげにつまらなさそうにしていたんですけど……。志木チーム長が自分の名前を名乗ったら、顔色が変わりました」

それは、もう如実に、との事らしい。

「そこで、思ったんです」

「え……?」

苓さんが真剣な表情で、私に告げる。

「確か、志木チーム長って……前の会社を不当解雇されたんですよね?それに、彼の元同僚がもしかしたら交通事故を起こしているかもって」

「──っ」

苓さんの言葉を聞いて、私も思い出す。

志木チーム長が、私の歓迎会の時に酔って零した話。

あれ以来、志木チーム長はその話を一切口にしないけど──。

「どうして、志木チーム長の名前を聞いた涼子がそんな……青ざめるなんて……」

まるで、その事件に関わっているみたいじゃないか──。

ふ、と私の頭の中に浮かんだその言葉。

恐ろしくて、私は頭を横に振ってその考えを振り払う。

そんな恐ろしい事を考えてしまうのも
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