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第340話

Auteur: ラクオン
彼女は、もともとどう切り出そうか迷っていた。

だが、真里奈が尋ねてくれた以上、もう遠慮はしないことにした。

本当に自分が力になれると知り、真里奈は安堵の息をつき、快く承諾した。

「言ってごらんなさい、私にできることなら、必ず助けてあげるわ」

「この資料の……」

梨花は自分のバッグから、昨夜一真が持ってきた資料を取り出した。

「お手数ですが、真偽を確かめていただけますか?」

実際、彼女はそれがほぼ真実だろうと分かっていた。

あらゆる筋が通っている。

しかし、自分のどこかであきらめきれないのか、それでも確認したいと思ったのだ。

もしかしたら。

もしかしたら一真が嘘をついたのかもしれない。

もしこの件が竜也の家とは無関係で、篤子は単に相性が悪いから梨花を目の敵にしていただけなのかもしれない。

真里奈はそれを聞いて、思わず笑った。

「そんなの簡単なことよ。彰人に調べさせようか?」

「はい、ありがとうございます」

梨花は礼を言った後、何かを思い出し、続けて尋ねた。

「この件、海人さんには内緒にしていただけますか?」

真里奈は彼女の手をそっと叩いた。

「これは
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