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第698話

ผู้เขียน: ラクオン
梨花は少し歩みを止め、息を整えてから、診察室へ向かいながら怪訝そうに尋ねた。

「どこかお加減が悪いのですか?」

普通に考えれば、昨日鍼治療を終え、処方を変えたばかりなのだから、急激に悪化するようなことはないはずだ。

だが、隆一の弱々しい声は、とても演技には聞こえなかった。

「ああ……」

隆一は息が続かないようで、少し間を置いてから続けた。

「今朝起きた時から、胸が苦しくてな……息をするのもやっとの状態なんだ」

梨花は少し考え込んだ。

「分かりました。まずはできるだけ横向きに寝ていてください。こちらの診察が終わり次第、すぐに向かいます。もしそれまでに症状が悪化するようであれば、迷わず救急車を呼んでください」

彼の体の状態は、昨日脈を診たばかりだから大体把握している。

呼吸困難という症状は、病状が悪化すれば確かに起こり得るものだ。

ただ、昨日鍼治療をしたばかりで今日これほど悪化するとなると、何か別の問題が起きているのではないかと心配になった。

隆一はホッと息をついたようだった。

「ああ、それじゃあ……家で待っているよ」

電話を切ると、梨花は気持ちを切り替え、患者
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