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第711話

ผู้เขียน: ラクオン
千鶴はそこでようやく、ハッと思い出した。

そうだ。

あの時、涼真は何日も前から、何度も何度も彼女のスケジュールを確認してきていた。

理由は他でもない。近藤家の他の人間は誰一人として時間が取れず、雅義でさえ急な仕事で北都へ出張に行ってしまったからだ。木田家の人間と重要なプロジェクトの交渉があるようだ。

電話越しに聞こえた当時の少年の声はひどく拗ねていて、千鶴もどんなに忙しくても、どうにかやり繰りして時間を作ったのだ。

そうして撮られたのが、この一枚の写真だった。

ただ、ここ一、二年の彼女はキャリアの絶頂期にあり、出世街道を駆け上がると同時に様々な業務が複雑に絡み合い、おまけに実家でも次から次へと問題が起きたため、他のことに気を配る余裕など完全に失われていた。

涼真が一昨年に修士号を取得して卒業していたことなど、すっかり頭から抜け落ちていたのだ。

いつもは余裕を崩さない千鶴だったが、さすがに乾いた笑いを漏らすしかなかった。彼女はそのまま通話ボタンを押し、電話をかけた。

「……それで、あなたはこの先どうするつもりなの?にいるの?それとも北都へ行くの?」

「んー……」

涼真
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ความคิดเห็น (1)
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リコリス
そうだね。考えなしな絵里の保護者として責任持ってもらいましょうよ。
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