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第1189話

Author: 落流蛍
耳をつんざくような爆音とともに、首に突き立てられていた二本の刃が唸り声を上げた。

次の瞬間、その刃は弾き飛ばされた。

小早川は力を抑えきれず、身体ごと制御を失って下へと落ちていった。

時也はすでに備えており、手にした刃を強く握り、刃先を下に向けて床へと力いっぱい突き刺した。

それでも刃は床に深い溝を刻み、ようやくその場に踏みとどまった。

狼狽した時也の姿を見て、怪力は上機嫌に笑い出した。

「時也さん、商売の才覚こそ抜群だが、力比べでは俺には勝てない。

暗影者全員がかかっても無理だ。

ましてや、今は十数人しかいない。

お前と拓海さんの間にどんな因縁があるかは知らないが、昔からの付き合いとして忠告してやる。

今すぐ戻れ。俺にすら勝てないなら、この先の相手には、絶対に勝てな……」

その瞬間、怪力は目を見開き、再び信じられない表情で後頭部を押さえた。

激しい痛みによろめき、今にも倒れそうになる。

べたつく感触が頭を包み、視界もふらついた。

朦朧とする意識の中で、彼は自分の背後に立つ数人の暗影者のメンバーの姿をかろうじて認識した。

時也と話している隙に、彼らが奇襲を
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