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第192話

Auteur: 魚ちゃん
「わかった」大輔が言う。「ただ言いたかったのは、世の中に二宮しかいないわけじゃない。奴のために恋愛も結婚も諦める必要はないってことだ」

「あっ、うん……」明里が頷く。「覚えとく」

「その適当な言い方やめろ」大輔が不満そうだ。「俺はな……」

「遠藤社長」明里が突然彼の言葉を遮った。「恋愛に関して、すごく経験豊富そうですね。失礼ですが、遠藤社長、彼女は何人いたんですか?」

今まで恋人ゼロの大輔「……」

言葉に詰まった。しかも少しムカついた。せっかく彼女のことを思って言っているのに、ありがたがりもしない。

大輔は怒りで震えた。「飯食ってろ!」

やっとこの話題が終わり、明里はとても嬉しかった。

彼女は取り箸で大輔に料理を取り分けた。「これ、美味しいわよ。食べてみて」

これは彼女が注文した料理で、大輔は一口も食べていないようだった。

大輔は彼女が自分の皿に置いた料理を見て、顎を強く引き締め、目を上げて彼女を見た。「わざとだろ?」

「何が?」

「俺、人参食わないんだ」

明里が言う。「いい大人が好き嫌いなんて。人参はカロテンが豊富で、体にいいのよ」

「食わなくても、体は健
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