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第265話

Author: 魚ちゃん
「大学に行って、スマホ取ってくるよ」

スマホがないのはあまりに不便だ。明里が急いで頷く。「ありがとう」

大輔は勝ち誇った笑みを潤に向け、背を向けて去っていった。

彼が出て行くと、潤がベッドの傍に座り直し、静かに口を開いた。「アキ、俺とあいつの問題は別として、たとえ離婚したとしても、お前が彼と親しくするのは見たくない」

明里は喉が痛くて反論する気にもなれない。

たとえ喉が万全でも、潤の相手などしたくない。

よくもまあ、どの口が言っているのか。

自分は大人だ。友人を自由に選ぶ権利がある。

人を見る目くらい持っている。

大輔という人間については、接触こそ多くないが、根っからの悪人ではないことは分かる。

彼が犯罪者だとでも言うの?

とにかく自分は淡々と大輔と友人関係を続けているだけで、実害はない。

潤が何をそんなに懸念しているのか理解に苦しむ。

明里は沈黙を貫いた。

潤がさらに畳みかける。「俺は信用していない。あいつにはお前への下心があるんじゃないかと」

明里が目を開け、彼を見つめた。その眼差しは「何を馬鹿な」という疑問に満ちている。

潤が続ける。「あいつがお前
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