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第782話

مؤلف: 北野 艾
ミキはそこまで言ってから、はたと数日前の記憶を呼び覚ました。

「あ!私としたことが!あの夜のこと、すっかり忘れてたわ!」

自分の額をパチンと叩いてから、心の中で白彦を罵倒する。あのクズ男とぶりっ子璃々子のせいでドタバタして、一番肝心なネタを聞きそびれていたなんて!

ミキは飲みかけのタピオカをテーブルに置き、食べる手も止めて、ぐいと詩織の方へ身を乗り出した。「ねえ、教えてよ。結局あの晩、二人で何があったの?一線、越えちゃった?」

そうでなきゃ、あのクズ也が詩織から逃げ回る理由がない。やましいことがあるからに決まっている。

「え、いや……その……」詩織は視線を泳がせ、言葉を濁した。

「だってあんた、薬盛られてたじゃない。響太朗さんの連れてきた医者が言ってたわよ。『かなり強い薬だから、点滴で中和するか、男で発散させるしかない』って。でもアンタ、点滴打たなかったでしょ?」

ミキの目は完全に尋問モードだ。

詩織はさらにしどろもどろになり、消え入りそうな声で呟く。「ま、まあ……その……あれよ……」

「『あれ』って何よ!じれったいわね!」

業を煮やしたミキは、ズバリと切り込んだ。
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