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第409話

Author: アキラ
傍らで、章父がついにこの件を決定した。「そういうことなら、まずは一度試してみるがよい」

章父はもしかしてこの鍼が余程激しいものだったら、衡でさえ耐えられないと思っていた。

もし一回目さえ耐えられなければ、二度とは清暖の部屋で行う必要もなくなるだろう!

これに対して、皆、異議はなかった。

今日、全員が揃っているので、誰でも喬念が一体どのように鍼を試すのか見てみたいと思っている。

一行はそのまま、ぞろぞろと章清暖の部屋へと向かった。

一番東側にある最も大きな離れ座敷で、章父と章母は座っており、緊張した面持ちだった。

章清暖は章母に付き添い、時折慰めの言葉をかけていた。

章何も車椅子で傍らに寄り、喬念が緊張するのを心配しているのか、彼女がこちらを見た時に、確かな眼差しを送った。

章何は、彼女ならできると信じていた。

しかし喬念は少しも緊張しておらず、ただ、もし章衡が耐えられなければ、自分で試せばいい、とにかくどうであれ、章何を治さなければならない、と考えていた。

林鳶もついてきていた。彼女は章母の後ろに立ち、顔色はどこか不自然だった。

もしできることなら、もちろんこの騒ぎに加わりたくはなかったが、全員が来ているのにもし鳶だけ来なければ、この家に関心がないように見えてしまうではないか?

喬念が章何を治すということを盾に、徐々に皆の信頼を得ようとしている今、このような時に一人浮いて、かえって喬念に好機を与えるわけにはいかない!

部屋の中に章家の身内ばかりで、下人は一人もいなかった。

そこで章衡は皆の前で腰を下ろし、堂々と右足を持ち上げ、袴の裾を腿の付け根まで捲り上げた。

喬念ははっとした。

見れば、章衡の足にたくさんの傷跡が残っていた。

大小さまざま、すべて刀や剣による傷だ。

これらの年月、彼が戦場で九死に一生を得てきたことがうかがえる。

人前でのすべての栄光は、命懸けで勝ち取ったものなのだ。

喬念は心の中でわずかに驚いたが、深呼吸を一つして、自分の感情を落ち着かせた。

鍼を打つ者は、心が乱れていることを最も忌み嫌う。

林鳶も初めて章衡の体の傷を見た。胸が締め付けられるように痛んだ。彼女はもちろん彼のことを心配していたが、しかし......

林鳶は章衡を見た。章衡の両目は、ずっと喬念を捉えて離さない。

その目には喬念しか映って
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