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第23話

مؤلف: みそ煮
last update تاريخ النشر: 2026-03-08 17:21:04

固まる瀬奈に、里亜が不思議そうに首をかしげた。

「ママ?どうしたの?」

「あ、いや……ただ……どうしてアイザックって名前なのかなーって……」

「こないだ読んだ本に出てきたの!」

一体どんな本を読んでいるんだ。

心の中でそう思ったが、口にはしなかった。ともかく、湊斗とは何の関係もない。

里亜が湊斗を知っているはずがない。瀬奈は何とか心を落ち着かせた。

(私ったら、疲れているのね……)

いくら里亜が湊斗に似ているからって、こうやって何度も彼のことを考えてしまうのは異常だ。

「里亜、明日は幼稚園でしょう?寝る前に準備をしておきなさい」

「はーい。すぐ戻ってくるからね、アイザック」

里亜はアイザックの頭を撫でると、リビングを出て行った。

(こんなに可愛いポメラニアンがアイザックだなんて……)

里亜が出て行ったあと、瀬奈はリビングの床に座るアイザックをじっと見つめていた。白くてふわふわで、見れば見るほど昔飼っていた犬にそっくりだ。

「アイザック……アイザック……そうね、結構いい名前だわ」

瀬奈はついさっき里亜がやっていたように、アイザックの頭をそっと撫でた。

「これからよろしくね、アイザック」
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