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第1610話

Auteur: リンフェイ
「陽……陽!」

どこか気に食わなかったらしく、俊介は突然息子の名前を呼びながら大股で歩み寄ってきた。

「陽、パパが一緒に遊んでやるよ」

俊介は素早く隼翔に追いつき、彼の前に立ちはだかった。

そして手を伸ばして陽を抱き取ろうとした。

陽は俺の息子だ!

佐々木家の子供だぞ!

東という名字とは何の関係もないから、隼翔が彼の息子と遊ぶ必要などない。

陽には俊介という実の父親がいるのだ!

「陽、パパが一緒に遊んでやるよ、どうだ?」

俊介は陽に尋ねたが、目は隼翔を見つめており、特に「パパ」という言葉を強調しながら言った。

何があっても俺こそが永遠に陽の父親なのだ!

東隼翔が陽の父親になろうだなんて、とんでもない!

俊介は隼翔が元妻にアピールするのを止められなかった。何しろ彼は莉奈ともまだ離婚しておらず、莉奈は彼の子を身ごもっているのだ。今この時期に離婚するなどなおさらできない。

もし唯月が再婚するなら、それは彼女が勝手に決めていいことだ。

彼はとても不愉快だったが、本当に何もできなかった。

しかし、陽は彼の息子だ。隼翔が陽に親しくするのを見て、我慢できずに制止した。
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