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第2154話

Autor: リンフェイ
瞬きするくらいの一瞬で舞は芽衣を抱き上げた。

遥の養母である雨宮百恵(あまみや ももえ)は悠を抱き上げた。

その動作は素早すぎて、桐生家の年配者たちに子供を抱っこするチャンスを与えなかった。

遥は唯花に近寄り、耳元で小声で言った。「見た?私はもう誰も構ってくれないのよ。孫ができると娘なんて目に入らなくなるの。お父さんとお母さんも、今ではこの双子にしか興味ないんだから。私が双子を連れずに家に帰ったら、何しに帰ってきたのってお母さんに言われるわ」

唯花は遥の気持ちが十分理解できた。

唯花が琴ヶ丘に行くのと同じで、陽を連れて行かなければ、義父母から歓迎されないのだ。

蒼真と、遥の二人の兄にもてなされていた理仁は、舞が芽衣を抱っこしてソファに戻ってくると、たまらず首を伸ばしてまだ小さな女の赤ちゃんを見つめた。

そこへ篠崎伊織が言った。「結城社長、そんなふうに見ても、うちの姪っ子を抱っこするチャンスは回ってきませんよ。おじである私ですら、そのチャンスはなかなか掴めないんですからね」

伊織の妻である葵(あおい)はどうにかしてそのチャンスを掴める。伊織も妻が姪っ子争奪戦に勝った時にや
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