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第505話

Auteur: 大落
「未央、今夜オークションに一緒に参加してほしいんだ。君はまだ俺の名義上は妻だから、オークションのパートナーとして一緒に参加してくれるのはそんなに無理な話じゃないだろう」

未央は手元の患者の資料を見ながら、博人の言葉を聞いてわずかに眉をひそめた。「今夜は時間がないの。他の人を誘って行ってちょうだい」

そう言うと、彼女は電話を切り、これ以上話し続ける気はないという態度を示した。

ただのパートナーなら、博人はわざわざ彼女を誘う必要などない。一声かければ、スクレラを含む大勢の女性が彼のところに群がるのだから。

博人は切られた携帯を見ても怒らず、むしろ未央のこういうヤキモチを焼いてくれるところが好きだった。怒ってくれるということは、まだ彼にはチャンスがあるということだ。完全に無視されるよりずっとましだ。

彼はすぐにスクレラに返事をし、今夜のパートナーとして一緒にオークションに出席してもいいと伝えた。

午後二時に、ある看護師がドアをノックした。

「白鳥さん、藤崎さんがいらっしゃいました。用事があるそうですよ」

藤崎さん?

未央は顔を上げた。「彼に入ってもらってください」

悠生が
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