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第382話

Penulis: 星柚子
君江に平手打ちを二発、容赦なく食らわされたあの場面が、いまだに脳裏に焼き付いている。

あのときは烈生に止められ、仕返しすることができなかった。

だが――構わない。

時間さえできれば、この女にはきっちり思い知らせてやる。自分に平手打ちを食らわせた代償を。

北斗の凶悪な視線を真正面から受けても、君江はまったく怯まなかった。それどころか、皮肉っぽく笑った。

その視線に奈穂も気づいた。

奈穂はわずかに眉をひそめ、さりげなく一歩前に出て君江をかばうように立つ。そして冷たく言った。「私たちのことは伊集院社長にご心配いただかなくて結構です。もうすぐ発表会が始まりますし……」

ふっと唇を上げる。「それより、ご自身の発表に集中されたほうがいいのでは?」

あまりにも美しい笑顔だったせいか、北斗は一瞬見惚れてしまい、その笑みに込められた嘲りに気づかなかった。

我に返ったときには、三人の姿はすでに自分の前から消えていた。

それでも北斗は、その場に凍りついたように立ち尽くしたまま、頭の中では、さっきの奈穂の笑顔が何度も繰り返される。

――彼女があんなふうに自分に微笑んだのは、いつ以来だろう
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