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第524話

Author: 星柚子
「分かった、正直に言うね。晩ご飯を食べたあと、父と将棋をしてたの。気づいたら時間を忘れちゃってて……」

健司がもうやめようと言っても、奈穂は無理やりもう一局付き合わせた。

彼女は子猫のように頭を彼の胸にこすりつける。「十時までに帰るって約束したのは分かってる。でも今日は本当に予想外のことだったの。だから今回は許して?ね?」

実際は将棋に夢中で時間を忘れていただけなのに、「予想外のこと」などと言っている。

だがそんな彼女の様子を見ていると、叱る言葉など出てこなかった。

そもそも本気で怒っていたわけでもない。しかも相手は自分の将来の義父だ。

こんなことで怒ったりしたら、さすがに大人げない。

口を開こうとしたそのとき――

奈穂は彼の機嫌を取ろうと、キスをしたり甘い言葉をささやいたりし始めた。

……悪くない気分だ。

もう少し焦らしてやろうと思ったのだが、本人も気づかないうちに、奈穂に軽く二度キスされて、甘い言葉をいくつか囁かれただけで、すっかり機嫌を直してしまっていた。

しかも、それを奈穂に見抜かれてしまう。

「えへへ、もう怒ってないでしょ?」彼女は彼の首に腕を回し、少
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リコリス
あらゆる側面から見て愛していないと思える金持ちと付き合う貧乏女が、「別れよう」と言われて今まで気遣わなかった事したり泣きながら「別れたくない」としつこくするのは、十中八九金目当てか思惑があるから。 早い所ディープなキスかSEXに持ち込みなよ。また本性むき出しにして拒絶するから。特に他の男の為にハニトラする奴は、その相手以外は嫌悪対象だから。今度は嫌悪剥き出しの顔で突き飛ばされるんじゃない?
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