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第92話

Author: 星柚子
恭子は首を横に振った。

「佳容子は教えなかった」

奈穂が心配そうにしているのを見て、彼女は微笑んだ。

「大丈夫よ。正修はすごいんだから。行くからには、自分の身に何もこらないという自信があるんだろうね」

続けて、恭子は不思議そうに尋ねた。

「ところで、今夜はどの九条さんと食事に行ったの?」

「政野さんだよ」奈穂はまだ正修の安全を心配していて、上の空で答えた。

「ああ……九条家の次男?どうして彼と食事を?」

奈穂は我に返り、苦笑いした。

「彼は私の縁談相手でしょ?だからもっと一緒に過ごさなきゃ」

「え?」恭子は声を荒らげた。

「政野が縁談相手だって?誰がそんなことを?」

奈穂は混乱した。

「え?違うの?」

政野も、自分のことを縁談相手だと言っていたのに……

「もちろん違うよ!あなたの縁談相手は正修だよ!」

まるで巨大な石が海に投げ込まれたように、奈穂の心には激しい波が押し寄せた。

「お、お祖母ちゃん、今なんて……私の縁談相手は正修さんって?」

「その通りよ。前にあなたのお父さんと何度も確認したのよ」

大事な孫娘の縁談相手なのだから、気にしないわけがない
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Comments (1)
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YOKO
可笑しい。。。 この方やっぱどこかぼーとしてる。 だから北斗に騙されたんだよ。
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