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第1037話

Author: 小粒キャンディ
陸斗は急いで防犯カメラを確認させた。すると、萌絵が茉白のオフィスがあるフロアに入り、茉白が既に退社したと聞くと、慌ててエレベーターに乗り込む姿が映っていた。

夏海は茉白が無事で、萌絵が既に縛られているのを見て、陸斗と共にほっとした。

周囲のボディーガードがすぐに駆け寄り、萌絵を引き起こした。

夏海は誠を見るなり、すぐに陸斗のそばから彼の方へと駆け出した。

彼女は誠の腕を掴み、その瞳に一瞬の不安を浮かべて言った。

「あなたは大丈夫なの?」

誠はうなずき、口元をほんのりと緩めた。

「もちろん、大丈夫だよ」

彼の視線は隣の茉白に向けられた。

夏海も慌てて茉白の様子を確認しに行った。

陸斗はボディーガードに萌絵を先に上の階へ連れて行くよう指示し、それから三人のところへ歩み寄った。

「二階堂さん、大丈夫?」

茉白は陸斗に向かってうなずいた。

「大丈夫よ」

「社長、どうやら警備を強化する必要がありそうですね」

夏海は少し心配そうに言った。

「二階堂萌絵にすら侵入されてしまいました。今回、誠さんがいなければと思うと、本当に……」

夏海が言いかけて、誠と茉白の両方に同
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