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第1160話

Autor: 小粒キャンディ
だが、優紀のような人間にとっては、おそらく大した難題ではない。

何しろ彼女が望んでいるのは「青空」という組織を完全に消し去ることだ。

これも、すぐに片付く話ではない。

その時、見知らぬ番号から電話がかかってきた。一花は考えなくても誰か分かった。

慶は彼女が与えた期限内に、一応の成果を収めてきた。だが、一花はそもそも約束を果たすつもりなどないようだった。

「もしもし?」

一花が電話に出ると、その声はひどく冷たかった。

「一花、お前が欲しがっていたものは渡したぞ。今すぐ家族を解放しろ!」

慶の声は切迫しており、怒りと焦りを必死に抑えているのが分かった。

彼は己の甘さを呪った。もし昔の情にほだされず、一花にわずかな期待など抱かなければ、今さら何も失うことなどなかったのに。

また一花に弄ばれ、掌の中で踊らせられた。

「確かに受け取ったわ。でも、あなたがくれたリストが本当に青空の幹部たちだって、どうやって確認すればいいの?」

一花は慶の問いには答えず、淡々と問い返した。

「お前……!」

慶はさらに激昂したが、声を低く抑えるしかなかった。

「このリストはな、俺が大金を
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