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第167話

Auteur: 雪吹(ふぶき)ルリ
真夕は固まった。彼は一体どういうつもりなんだ?

この赤瑪瑙フロストアイスのネックレスは、彩のために買ったんじゃなかったの?

なんで自分に「どう?」って聞いてくるの?

もしかして、二本買ったの?一本は彩に、もう一本は自分に?

彼ならお金はあるし、不可能ではない。

真夕は少し可笑しくなった。彼がどういうつもりでも、もう彼の言動に一喜一憂する自分には戻らないと決めたのだ。あの高速道路の夜で、彼に返すものは全て返した。これでもう彼に借りはないのだ。

真夕はスマホをしまい、返信はしなかった。

その時、彩が外に出てきた。「真夕。来たの?」

彩は明らかに機嫌が良さそうだった。彼女はブランド品が大好きで、司からの赤瑪瑙のネックレスに大喜びしていた。

真夕はうなずいた。「ちょっと遊びに来ただけ」

「数日後に司が私や舞たちを連れてリゾートホテルに行くの。あそこの温泉は有名でね、みんなで温泉に入りに行くの。真夕と和也も一緒にどう?」

真夕には、彩のその言葉に悪意があることがわかっていた。あの日、和也の誕生日パーティー以来、彩は明らかに攻勢をかけてきているのだった。

真夕は彼女を見なが
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