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第715話

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月子はいろいろ覚悟を決めていたけど、思ったより複雑なことはなく、あっけないほどすんなりとコトは進んだ。

というのも、このことは隼人がリードしてくれたし、彼はすごく優しい人だったから。いつでも月子の気持ちを気遣って、嫌ならやめて、気持ちよさそうなら続ける。彼女がだんだん感じてきたのに気づいてからは、遠慮がなくなったみたい。

優しく撫でて、キスをして……

すべては、順調だった。

月子の心臓が一番高鳴ったのは、むしろ隼人が何かを受け取って寝室に入ってきて、彼女を見つめたあの目つきだった。

ちゃんと服は着ていたのに、彼の目には自分がまるで何も身に着けていないみたいに映っていたように感じたからだ。

隼人の視線に触れた途端、月子は火傷したみたいに体がこわばった。胸のトキメキは高鳴り、期待と興奮と恐怖がごちゃ混ぜになった感情に襲われてどうしていいか分からなくなった。彼が目の前に来て優しく抱きしめ、キスをしてくれるまで、その感覚は続いた。

「ぼんやりしてたか?」隼人は汗の滲む月子の首筋を甘噛みし、そのまま耳たぶを食んだ。彼がそう囁き終えると、引き締まった腰の筋肉がさらに張り詰め、突き上げ
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