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第723話

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竜紀は天音を見つめて言った。「いや、あの子みたいな清純タイプ、あなたの性悪な性格とは全然合わないじゃん。なんでまた彼女に目ぇつけたんだよ?」

「ごちゃごちゃうるさい。彼女はどこよ?」

天音は竜紀に対してひどくイライラしていて、彼の無駄話に付き合う気は全くなかった。

竜紀も彼女の態度には慣れたもので、タバコに火をつけながら言った。「うちのホテルのスイートルームにいるよ」

彼は何かを思い出したのか、フッと笑った。「笑えるぜ。久しぶりに人助けなんてしたってのに、俺が彼女をモノにしようとしてるって勘違いしやがってさ。クソ、首を引っ掻かれた」

それを聞いて、天音は家でゴロゴロしている場合じゃないと思い、スマホを手に取って言った。「案内して」

だが、竜紀は彼女を止めた。「一体、何をしたいのか教えろよ。俺がこれだけ骨を折ったんだから、説明ぐらいしてくれてもいいだろ。それに、唐沢さんを狙ってた男はうちとちょっと関係があるんだ。あなたのせいで面倒なことになったんだぞ」

天音は彼の泣き言にうんざりした。「あなたには関係ないでしょ」

月子が憧れの人だと知って以来、天音は驚きと興奮を覚える一方
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